UMAMI UNITEDが未来の食文化を変える
東京を拠点に展開するUMAMI UNITED株式会社が、3.1億円の新たな資金を調達し、植物性代替卵の研究・開発に向けた大規模な戦略を発表しました。当社は「ONE TABLEで未来を創る」というミッションのもと、持続可能な同社の製品開発に邁進しています。
調達の背景
近年、卵アレルギーやヴィーガンのニーズが高まってきた背景には、卵の価格高騰や供給不安定といった社会的な課題が存在します。これに応える形で、持続可能な植物性代替卵に対する期待が世界中で高まっているのです。従来、卵は料理や加工食品において非常に重要な素材であり、加熱凝固性や気泡性、乳化性、結着性といった独自の機能を持っています。そのため、これらの特性を再現しながら、製菓や製パンに役立つ技術は、食品産業にとって不可欠です。
UMAMI UNITEDはこれらの機能を科学的に分解・再構築する独自技術で、食品製造業界の多様なニーズに応える代替卵を開発しています。今回の資金調達によって、研究開発を更に推進し、欧米諸国への事業拡大に取組む意向を示しました。
今後の展望
UMAMI UNITEDは今後、熱不可逆性形成ゲルの機能再現技術を更に進化させ、世界市場で競争力のある次世代型代替卵の開発に注力します。その一環として、新たに製造拠点を立ち上げ、安定的な供給体制を確立し、食品産業における用途拡大を図ります。これによって、持続可能な食の未来に向けた貢献を目指します。
会社のCEOである山崎寛斗氏は、「食の垣根のない世界を創りたい」との思いを語っており、多様な人々が共に同じ食卓を囲む未来を描いています。UMAMI UNITEDは、国際的な展開と技術力をもって世界の食の課題解決に挑むスタートアップです。
投資家のコメント
今回の資金調達には、多くの投資家が関与しています。例えば、mintの岡澤雄介氏はUMAMI EGGの可能性に魅了され、自然派食材の重要性を強調しました。また、Beyond Next Venturesの有馬暁澄氏も、この会社の優れた技術力を評価し、社会に向けた期待を表明しています。さらには、SMBCベンチャーキャピタルの杉谷謙太氏が、卵の機能を高度に再現する技術に注目し、出資の決断をしたことを明かしています。
会社概要
UMAMI UNITEDは東京都渋谷区に本社を置き、2023年10月13日に設立されたフードテック企業です。主に植物性代替卵の開発と販売を行っており、持続可能な食文化の構築に向けて様々な努力を重ねています。公式ウェブサイトでは、さらに詳細な情報を確認できます。
新しい時代の食革命を牽引するUMAMI UNITEDの進展から目が離せません。今後の展開に大いに期待が寄せられています。