台湾沖の再生エネルギー
2025-05-09 18:24:18

商船三井、台湾沖の洋上風力発電事業に出資参画で持続可能な未来を見据える

商船三井、台湾沖での洋上風力発電への進出



近年、再生可能エネルギーの普及が進む中、商船三井(以下、当社)が台湾沖の洋上風力発電事業への出資を発表しました。この取り組みは、持続可能な社会を目指す上で重要なステップの一つです。

洋上風力発電事業の概要


当社は、デンマークに本社を持つ再生エネルギー系ファンド「Copenhagen Infrastructure Partners P/S(CIP)」と連携し、台湾のCI Fengmiao Ltdの10%の株式を取得することで合意しました。CI Fengmiaoは、CIPが運営する渢妙洋上風力発電所の管理を担っており、これにより当社は本事業に直接参画することになります。発電容量は495MWで、これは台湾の約65万世帯が利用する電力に相当します。今後、約250億円の総投資をする計画です。

投資と建設スケジュール


洋上風力発電所の建設工事は、2025年3月に最終投資が決定されると同時に開始され、2027年末の完工が目指されています。発電された電力は、すでにGoogleや台湾の大手半導体企業など、6社との売電契約を通じて供給される予定です。このように、当社が参加している事業は、実用的かつ商業的な意味でも重要です。

再生可能エネルギー事業への貢献


当社の参画は、これは台湾における洋上風力発電事業への2回目の出資となります。最初の事業はフォルモサ1洋上風力発電所で、ここでの経験を基に、建設段階からの理解を深めることを目指します。また、作業船の提供を通じて、本事業の建設やメンテナンスにも貢献します。

さらに、当社は「BLUE ACTION 2035」という経営計画の中で、洋上風力発電事業を推進するとともに、浮体式洋上風力技術を持つOdfjell Oceanwind AS社への出資や、台湾でのSOV(Service Operation Vessel)事業、国内でのCTV(Crew Transfer Vessel)運航、風力発電メンテナンス企業との資本提携など、多角的なアプローチを行っています。これにより、洋上風力発電のバリューチェーンの全体にわたるサービスを提供することを目指しています。

まとめ


商船三井の台湾沖での洋上風力発電事業への出資は、脱炭素社会実現に向けた強力な一歩です。再生可能エネルギー事業の拡充を進める中で、国境を越えた協力を通じて、全球的な環境問題に取り組む姿勢が求められる時代において、当社の取り組みはますます重要になってきます。これからの活動に期待が寄せられます。


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