グローバルな舞台に挑む日本のサーカス『GASHA』
日本発のサーカスカンパニー、CIRQUEWORK(シルクワーク)が新作『GASHA(ガーシャ)』を披露することが決まり、話題を呼んでいます。2026年にオーストラリアで行われる南半球最大のパフォーマンス芸術祭「アデレード・フリンジ」と「フリンジ・ワールド」でのワールドプレミアが予定されており、日本のサーカス作品がこれほど大規模な国際フェスティバルで初披露されるのは極めて珍しいことです。
CIRQUEWORKとは
CIRQUEWORKは、福岡市に本社を置くWORQUES Productionsがプロデュースする現代サーカス集団です。アクロバット、ダンス、音楽、照明、映像を駆使し、新しいパフォーマンス体験を提供しています。代表作『YOAH(ヨア)』は、エディンバラ・フェスティバル・フリンジで高評価を受け、アデレード・フリンジでは「Best Circus Award Weekly Winners」に選ばれた実績を持っています。
『GASHA』の独自性
『GASHA』は、混沌と官能の交差する近未来の遊郭を舞台にしたビジュアルサーカスです。この作品は、日本的な美意識とデジタルサウンド、鮮烈な映像演出が融合し、見た目の美しさとともに新しいサーカスの形を追求しています。出演するアーティストたちは着物を纏い、空中を舞い、観客に向けて華麗なパフォーマンスを繰り広げます。
アーティスティック・ディレクションの裏側
本作のアーティスティック・ディレクションは、国際的に有名なエアリアルアーティスト、品川瑞木が担当しています。彼女は14歳から空中技に挑戦し、カナダの名門サーカス学校で専門的に学びました。様々な国際的な大会での受賞歴を持ち、現在も世界中のサーカスカンパニーから高い評価をされています。
いつどこで観られる?
『GASHA』の最初の公演は、2026年の1月21日から2月15日までの間に西オーストラリア州のフリンジワールド、続いて2月20日から3月22日までアデレード・フリンジで行われる予定です。情報はCIRQUEWORKの公式サイトやSNSで随時更新されるため、ファンは要チェックです。
クリエイティブチーム
このプロジェクトを支えるクリエイティブチームも豪華です。松本一晃がコンセプトデザインやプロデュースを手がけ、音楽はMars、照明にはKelsey Millerが参加しています。また、映像演出を手がける野口一信など、多才なクリエイターたちが集結。これにより、『GASHA』は視覚的にも音的にも圧倒的なインパクトを提供することが期待されています。
日本のエンタメが世界へ
CIRQUEWORKは、国内外での舞台公演やイベントを手掛け、国際的なプロジェクトを推進しています。日本から世界へ、現代サーカスの可能性を広げるこの取り組みから目が離せません。今後の展開が楽しみです。