2025年に学び、深める国際協同組合の意義とは
2025年は「国際協同組合年」として位置づけられ、世界中で協同組合が果たす役割が再評価される年となります。この年に向けて、パルシステムグループの「パルシステム関連労組協議会」は、静岡県熱海市のニューウェルシティ湯河原で意見交換会を開催しました。参加した約40名の職員は、協同組合の社会的価値について深く考察し、意義を再確認しました。
1. 職員のふりかえりと学び
この意見交換会では、パルシステム連合会の内田皓大職員が講師を務め、「2025年国際協同組合年」の背景や歴史について詳しく説明しました。内田職員は法政大学で学んだ経験を生かし、協同組合が果たすべき社会的役割について語りました。
彼は、国連が定めた「国際年」の歴史を振り返り、協同組合が2012年に引き続き国際的な注目を集めていることを強調しました。2012年においては、各国で法制度の整備が進むなど、協同組合による「人と人のつながり」を促進する動きが活発に行われたことに触れ、参加者の理解を深めました。
2. 社会課題への貢献
2025年の「国際協同組合年」では、特に貧困、ジェンダー格差、気候変動などの現代的な課題が焦点とされ、協同組合がそれに対する解決策を提供する期待が寄せられています。内田職員は、パルシステムが地域社会や他の協同組合と連携し、持続可能な社会の実現に向けてどのように貢献できるかを議論しました。
参加者は、グローバルな視点や日本国内での協同組合の動向を理解することが重要であると再認識し、今後の学びの重要性を痛感しました。特に、日本では協同組合の理念や活動についての認知度が低い現状が指摘され、今後の取り組みが求められています。
3. 協同組合のさらなる発展
この会議を通じ、参加者は国際社会における協同組合の意義や役割について深く考察しました。多くの職員は、「自らも主体的に学び続けることが必要だ」という意見を共有し、今後の活動に対する意気込みを新たにしました。
また、パルシステムは、職員同士のつながりを深め、グループ内の自主的なコミュニケーションを通じて、より良い職場環境を構築していくことを目指しています。これを機に、協同組合が持つ力で地域社会の活性化を促進していく方針です。
2025年に向けて、パルシステムは国際的な視野を持って協同組合の役割を果たすことを誓い、職員一人ひとりがその実現に向けた主体的なアプローチを大切にしていくことを誓いました。
まとめ
2025年国際協同組合年が近づく中、私たちは協同組合の意義や社会貢献について改めて考え直す機会を持ちました。これからも私たち一人ひとりの積極的なアプローチが、協同組合の発展と持続可能な社会の実現に寄与することを願っています。