こどもふるさと便
2025-12-11 11:16:22

神奈川の子ども食堂で長崎・対馬の魚を提供する「こどもふるさと便」

長崎の海の恵みを神奈川の子どもたちへ届ける



2025年11月22日、神奈川県藤沢市で活躍する「ゆめちゃん食堂」にて、長崎県対馬で獲れた未利用魚が調理され、子どもたちに振る舞われました。この取り組みは、ネッスー株式会社が展開する「こどもふるさと便」の一環として実施され、全国のこども食堂やひとり親家庭に向けて地域の特産品を届けています。

「こどもふるさと便」とは?



「こどもふるさと便」は、ふるさと納税を利用して地域の珍しい食材や特産品が寄付される新しい形のフードバンクです。 これにより、困難を抱える子育て世帯や子ども食堂に新鮮な食材が届けられ、食育の機会を提供することが目指されています。 2023年にスタートしたこのプロジェクトは、北海道旭川市など全国6自治体が参加し、今後さらに拡大予定です。

対馬の魚を地域の食育に活用



対馬市の特産品である魚は、特に豊かな海流と地形から育まれた多種多様な魚種に恵まれています。 このプロジェクトでは、普段市場に出回らない未利用魚を使い、その美味しさを味わってもらうことを目指しています。特に食害を引き起こすイスズミやアイゴなどの魚を積極的に活用し、地域資源の無駄を省く持続可能な取り組みも兼ねています。

「ゆめちゃん食堂」での体験



神奈川県藤沢市の「ゆめちゃん食堂」は、地域のボランティアの支援を受け、月に一度開催されます。この日、約120名の地域の子どもたちが集まり、アイゴの加工品を生かしたおかずを楽しみました。お弁当にはコロッケやサラダ、そしてアイゴを使ったメニューが並び、みんなで楽しい食卓を囲んだのです。

参加した子どもたちは、普段はなかなか食べる機会のない離島の特産品に目を輝かせていました。その様子はピクニックのように和やかで、子どもたちと保護者が新しい食の発見を通じて交流することもできました。

参加者やスタッフの声



ボランティアスタッフは、「普段は魚があまり提供できないので、今回の寄付には大変感謝しています」との思いを語ります。また、「アイゴは、食べやすいようにお酒に数時間漬込んで風味を和らげました」と調理の工夫を共有しました。 参加者の子どもたちも「アイゴという魚は初めて聞いたけれど、美味しかった!」と新たな味の発見を喜びました。

未来への希望



この「こどもふるさと便」は、単なる食材提供にとどまらず、地域の食文化や食育につながる大きなステップとなります。ご家庭での魚食の機会を減らしている現代に、豊かな自然の恵みを伝えるこのような取り組みが今後も続いていくことを願います。

公式サイトでは、引き続き寄付の受付が行われています。地域と子どもたちに喜びを届ける「こどもふるさと便」、是非ともみなさんの支援をお願いします。


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