岡山大学新制度
2025-12-31 00:58:32

岡山大学が新たな国際業務の輪を広げるジョブシェア制度とは

岡山大学が新たな国際業務の輪を広げるジョブシェア制度とは



国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)は、2025年8月から新たな学内兼業制度「ジョブシェア制度」を導入しました。この制度の導入により、事務職員は異なる部門にて多様な業務を経験する機会が与えられ、それによって職員一人一人の専門性が向上し、組織全体の力が強化されることを目指しています。これは、「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業」(J-PEAKS)の一環であり、岡山大学が育成を進める“ナレッジワーカー”の素養を高めるための重要な取り組みです。

今回の国際業務への参加は、岡山大学の学務系部門及び研究系部門から選ばれた若手職員の二名が中心となり、2025年11月18日から21日にかけて、タイの協定校や関係機関への訪問を行いました。この訪問では、高校や大学での説明会の実施、海外進学フェアへの参加などが行われました。特に、留学説明会では、本学の取り組みを紹介し、多くの教職員や日本に留学経験のある学生と意見交換を行いました。

岡山大学が協定を結んでいるキングモンクット工科大学トンブリー校やカセサート大学への表敬訪問では、現行の留学制度についての意見や、大学間の連携の可能性を探る貴重な機会となりました。

また、日本学生支援機構(JASSO)タイ事務所や京都大学ASEAN拠点、ASEAN大学ネットワーク(AUN)への訪問も行い、タイ人学生の日本留学に関するニーズや各機関の課題について情報交換が行われました。これにより、岡山大学の魅力を外部から見つめ直す契機ともなりました。

さらに、海外留学フェアでは、地元トップレベルの高校生や大学生、保護者や教員を対象に、岡山大学が提供する特色ある教育や研究、入試情報、奨学金制度の説明が行われました。来場した学生からは「ぜひ岡山大学に留学したい」という声も聞かれるなど、本学の教育の魅力が直接伝わったようです。

このように、英語での説明や地元関係者との交流を通じて、参加した職員は国際的な視点を広げるだけでなく、通常の業務では得られない貴重な経験を積むことができました。今回の国際業務への参加は、職員自身が業務と大学の国際展開の結びつきを理解する機会にもなり、業務改善やスキル向上に向けた多くの気づきを得たと語ります。さらに、異なる部局の職員が共同で岡山大学の魅力を発信することで、協力体制の強化にも寄与しました。

岡山大学では今後も、ラオス・カンボジア、タイでの国際研修を通じて得た知見を整理し、組織全体での知識の共有を進めていく方針です。これにより、職員のスキル向上や国際化の推進を図り、アジア地域における国際展開を強化していく考えです。岡山大学の新しい取り組みに、今後もぜひご注目ください。

参加者のコメント


参加した職員の一人は、タイでの経験を通じて、日本留学を考える学生や教員の「現場の声」を直接聞けたことが大変有意義だったと述べています。特に大学職員として、相手を意識することの重要性を再認識したとし、岡山大学が国際社会で選ばれるために何をすべきかを考えるきっかけになったと振り返っています。さらに、他大学との比較や現地学生の反応を通じて、本学の魅力や改善点を見つめ直す貴重な機会でもありました。このジョブシェア制度がどのように今後の業務に生かされるのかに、期待が寄せられています。

まとめ


岡山大学の新しいジョブシェア制度は、職員の国際的な視野を広げ、教育や研究の分野での国際交流を活発化させる取り組みです。この制度のもとで、職員たちは新たな価値を生み出し、大学の魅力を世界へと発信し続けていくことでしょう。


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