新たな障害者支援の形、東京でのしいたけ栽培プロジェクト
東京の新宿区に本社を構える株式会社ライトサインが、障害者支援の新たな取り組みとして、就労継続支援B型事業所「COPLUS STEP」のオープンを目指し、クラウドファンディングを始めました。このプロジェクトは、障害者が自分らしく働ける環境を整え、社会とのつながりを実感できることを目的としています。支援者たちの期待が高まる中、2025年1月13日から2月28日までの期間、クラウドファンディングが行われています。
プロジェクトの背景
多くの障害者在籍の支援事業を運営するコプラスでは、障害児の通所支援を行いながら、高校卒業後の選択肢を広げるために、新たに就労支援事業所の開設を決定しました。この事業所での主な活動は、なんと自家栽培のしいたけを行うこと。自分が育てたものが手に入る感覚を、障害者自身が体験することが重要です。都会の中心である東京で、しいたけ栽培を選んだ理由は、その新鮮さとユニークさにあります。
しいたけ栽培の特徴
COPLUS STEPでのしいたけ栽培は、東京都大田区のビルの6階で行われます。従来のビニールハウス栽培とは異なり、ここでは「菌床室」を設け、清潔で新鮮な環境で育てた「東京福しいたけ」を提供します。利用者は、日々の変化を楽しみながら働くことができる環境が整えられています。
週末には地域との交流イベントも
この事業所では、都心に位置する利点を活かし、食育イベントやしいたけ狩りの開催も計画しています。自らを体験することを通じて、地域の人々と障害者との交流を深めることを目指します。これにより、障害者の社会進出の一助となることが期待されます。
クラウドファンディングのリターン
支援者へのリターンも多彩です。例えば、10,000円の支援で家庭でしいたけを育てるキットが手に入ります。また、15,000円の支援では実際に事業所での収穫体験に参加できます。150,000円の支援を行った場合は、事業所及びそのHPに名前が掲載される特典が付いてきます。これにより、スポンサーとして大きな役割を果たすことができます。
プロジェクトの今後
「COPLUS STEP」は、3月20日に支援者交流会、4月20日にはオープニングセレモニーや収穫体験会も予定しています。障害者が自分らしく活躍できる場を提供するため、地域との繋がりを大切にしていくこのプロジェクトの行く先に、多くの期待が寄せられています。
新たな形の障害者支援としいたけ栽培が融合した「COPLUS STEP」。多くの人々の支援が、このプロジェクトを成功へと導くことでしょう。