NTT都市開発が新たにスタートアップ支援の一環でTOKYO SUTEAMと提携
東京都が進めるスタートアップ支援事業「TOKYO SUTEAM」の2025年度協定事業者に、NTT都市開発株式会社が選定されました。これにより、同社は東京都と協力し、起業家が東京都民と共に新たなビジネスモデルを構築していくためのアクセラレーションプログラムを提供することが決定しました。このプログラムは、約1年半の期間中に10社のスタートアップの創出を目指しています。
TOKYO SUTEAMの概要
東京都は2022年11月に策定した「Global Innovation with STARTUPS」に従い、未来を切り拓くためのイノベーション戦略「10x10x10」に基づく政策を進めています。その一環として、2023年度から実施されている「多様な主体によるスタートアップ支援展開事業(TOKYO SUTEAM)」では、様々な協定事業者が東京都内で新たなスタートアップエコシステムの基盤を強化することを目指しています。
再生可能エネルギーの利用促進や、ビッグデータを活用したサービスの展開など、東京都が進める数々の施策を通じて、支援を受けた企業が成長し、地域経済の活性化に寄与することが期待されています。特に、NTT都市開発が持つノウハウやネットワークを活かした支援は、多くの新興企業にとって大きな助けとなるでしょう。
都民共創型アクセラレーションプログラム
NTT都市開発が展開するこのアクセラレーションプログラムの重点は、新規ビジネスを模索する起業家への支援にあります。特に、起業家が初期顧客を見つける際の課題を解決するため、同社は以下のようなプログラムを用意しています。
1.
Researchプログラム
都民向けに実施するアンケートを通じて、日常生活に関する問題やニーズを把握し、これを新たなビジネスの参考にします。
2.
Learnプログラム
起業家に対してビジネスモデルの設計や製品管理の知識を講義やワークショップ形式で提供し、実践的なスキル向上を図ります。
3.
Co-Createプログラム
Learnプログラムを通じて選抜された起業家には、プロダクト開発のための資金が提供され、実際の不動産を利用して都民参加型の大規模なユーザーテストも実施されます。これにより、製品やサービスの改良を支援します。
スタートアップエコシステムの拡大
これらの取り組みを通じて、NTT都市開発は起業家の成長速度と確度を向上させるとともに、東京都民がスタートアップの創出プロセスに主体的に関わることのできる環境を整えていくことを目指しています。このような共創のプロセスを経て、東京のスタートアップエコシステムが広がり、さらなるイノベーションを生み出す土壌が育っていくことでしょう。
NTT都市開発が手がける「TOKYO SUTEAM」での活動には、今後の展開に多くの期待が寄せられています。若い企業が育ち、東京都内で新たなビジネスの芽が芽吹くことを楽しみにしています。
お問い合わせは、NTT都市開発株式会社広報室(小張・阿部)までどうぞ。