株式会社ぐるなび、Netskopeによるゼロトラストセキュリティの実現
飲食店情報サイトを運営する株式会社ぐるなびは、業界をリードするセキュリティ企業Netskopeを導入し、全社でゼロトラストセキュリティの運用を完了したことを発表しました。この取り組みは、ぐるなびが掲げる「食でつなぐ。人を満たす。」という企業理念に基づき、多様性を尊重し生産性を向上させるための重要なステップとなっています。
背景と課題
ぐるなびは、ハイブリッドワークの推進を通じて企業の成長を図っており、そのためにはクラウドサービスの利用が欠かせないと考えています。2019年秋、同社はクラウドサービスの可視化・制御に向けた取り組みを開始しましたが、従来のプロキシサーバーではシャドーITへの対策が困難であり、運用負荷やセキュリティリスクも抱えていました。
こうした課題を踏まえ、2020年にNetskopeを導入。Netskopeはリアルタイムな可視化・制御を提供し、競合製品との差別化を図ったのです。その後、ハイブリッドワークの本格的推進に伴い、ゼロトラスト環境が求められるようになり、2024年秋にはNetskope Private Access(NPA)の実証実験を実施しました。
ゼロトラストセキュリティの導入成果
ぐるなびは、段階的にゼロトラスト環境への移行を行い、以下のような成果を実現しています。
Netskopeを活用することで、社内外で運用されるクラウドサービスの利用状況をリアルタイムに可視化。リスクが高いサービスに対する制御を強化し、ガバナンスを向上させました。
NPAを導入したことにより、従来のVPNを廃止。脆弱性リスクを排除し、安全なアクセス環境を整備しました。
ローカルブレイクアウトによる通信の最適化により、Web会議の遅延を解消し、大容量データ転送の高速化を実現しました。
コスト削減と運用効率の向上
このセキュリティ強化により、ぐるなびは約40%の運用コスト削減を達成。VPNのマネージドサービスを解約することでコストが削減され、IT部門の運用負荷も軽減されました。また、高コストなWAN回線を縮小し、Netskopeと高品質インターネット回線との組み合わせによりさらなるネットワークの最適化を目指します。
一貫した技術支援
Netskopeの導入に際して、東京エレクトロンデバイス株式会社(TED)が技術的な支援を行い、クラウドサービスリスク評価や要件再設計などを通じ、円滑な移行を実現しました。これにより、社内外のすべての通信がNetskopeを経由してチェックされる体制が整い、リモートワーク中のセキュリティ対策が強化されたのです。
今後の展望
今後、ぐるなびはNetskopeの機能を活用しつつ、各拠点のネットワークの刷新や、スマートフォンへの導入を進める予定です。AI技術を駆使してサービスの運用をさらに高度化し、より安全で効率的な「セキュア・ハイブリッドワーク」の実現を目指します。
Netskopeの導入は、ぐるなびのデジタルトランスフォーメーションとビジネスの成長を支える重要な施策となることでしょう。