地域への信頼を築く小児訪問看護の新しい形
訪問看護ステーションいろはすの代表である岩岡拓人さんは、北海道旭川市と札幌市で小児訪問看護を提供しています。この若き経営者が急成長を遂げている要因は、「未来の納税者を増やす」という明確なビジョンと、それを支えるデジタルトランスフォーメーション(DX)戦略にあります。
「毎月約10人の利用者が増え続けています」という岩岡さんの言葉が示すように、親御さんと地域の関係者からの信頼を獲得しています。その秘訣は、属人的な経験に頼らず、あらゆる関係者と「ケアの見える化」を徹底して行うことです。これにより、提供する医療サービスの質が向上するだけでなく、各関係者間の連携も強化されています。
iBowの活用によるケアの見える化
訪問看護専用の電子カルテ「iBow」を導入することで、在宅医療の質と効率が大幅に向上しています。iBowの「AI訪問看護計画書・報告書」機能により、個々の療養者に対する質の高い報告書と計画書が自動生成され、各医療従事者間での情報共有が行われます。これにより、月に1度行われる多職種の連携会議でもスムーズに状況が把握でき、説明の質とスピードが向上しました。
この効率化は、親御さんや学校の先生にとっても安心材料となり、患者の状況の透明性を確保する要素となっています。その結果、地域からの新たな紹介が増え、持続可能な成長を実現しているのです。
スタッフの負担軽減と離職ゼロへの取り組み
岩岡さんは「未来の納税者を増やす」という面白いコンセプトを掲げていますが、その実現のためには従業員の負担を軽減することも欠かせません。ITを活用し、職場環境を整えることで、従業員がストレスなく長く働けるようにしています。特に、訪問予定やルートの管理においても、iBowがAIを使用して自動生成するため、スタッフの業務負担が格段に減少。これにより、より多くの時間を本来のケアに割くことが可能になります。
ここまで各プロセスを効率化し、ケアの質を高められた背景には、岩岡さんの経営理念が大きく貢献しています。長期的な視点に立ち、チーム全員が目標達成に向けて団結できる環境を作り出すこと。それにより、離職ゼロという目標を掲げ、次世代の訪問看護を推進しています。
是非、本雑誌で取り上げる岩岡さんのインタビュー動画もご覧ください。彼が描く訪問看護の未来像、そしてそれを実現するための具体的な戦略などが詳しく紹介されています。
動画は、こちらから視聴できます。
eWeLLの取り組み
訪問看護ステーションいろはすを支えているのは、株式会社eWeLLの提供する技術です。eWeLLは、在宅医療の効率化と医療従事者の負担軽減を図るため、さまざまなツールを展開しています。特に「iBow」は全国で約6万3千人以上の看護師によって活用され、延べ92万人以上の患者の療養を支えています。
まとめ
訪問看護は、ただの医療行為にとどまらず、地域社会と家庭に寄り添った支援が求められています。岩岡さんの実践する次世代の訪問看護の形を通じて、皆さんも新しい看護のあり方を考えてみてはいかがでしょうか?