クオンタムリープとアトラグループが手を組みヘルスケア変革へ

クオンタムリープとアトラグループ、資本業務提携の実現

2023年12月19日、東京都渋谷区に本社を構えるクオンタムリープ株式会社は、大阪府のアトラグループ株式会社との間で資本業務提携契約を締結したことを発表しました。本提携では、アトラグループが発行する第6回新株予約権を引き受けることも決定しており、両社のシナジー効果が期待されています。

アトラグループは、全国に3,000以上の鍼灸接骨院を有する企業であり、業界標準の基幹システム「A-COMS」を提供しています。このシステムは、ヘルスケア分野において確固たる地位を築くための重要な要素となっており、アトラグループはそれによって全国の医療機関とのネットワークを形成しています。これに対してクオンタムリープは、「人・技術・資本」を組み合わせ、次世代ビジネスを創出するためのプラットフォームとしての役割を果たしています。今回の提携により、アトラグループの持つ「現場のアセット」に、クオンタムリープの強みである「ビジネスディベロップメント」や「経営知見」が合わさることで、ヘルスケア業界全体のデジタルトランスフォーメーション（DX）が加速されると考えられています。

アトラグループの現状と展望

アトラグループの代表取締役社長、久世博之氏は「コロナ禍において業績が低迷したが、組織の見直しを行った」と述べるとともに、クオンタムリープとの提携による新たな成長戦略に期待を寄せています。彼は、潜在的な部分の発掘やビジネスの方向性について共感した結果、資本業務提携に至ったと語ります。

また、久世氏は「企業価値の拡大と株式価値の最大化に取り組み、事業の急拡大を目指す」と力強く宣言しています。これは、さらなるヘルスケア業界への影響力を持つことを目指していることを示唆しています。

クオンタムリープの役割

クオンタムリープの代表取締役社長、中村智広氏は、アトラグループが持つ圧倒的なプラットフォームと、同社のビジネスディベロップメントの力を組み合わせることで、革新的な変化が起こるとの見解を示しています。業界の枠を超え、オープンな体制でイノベーションを推進していきたいと述べています。

ヘルスケアの未来

アトラグループは、「世界中の人を健康にする」という理念のもと、鍼灸院や接骨院を通じて地域の方々の痛みと向き合い、IT技術との融合を図りながら業務の効率化を進めています。今後はAI解析に基づく若返りテクノロジーの確立を目指し、心身ともに健康を促進する体験を提供していく方針です。

この協力がもたらすであろう大きな変化は、ヘルスケア業界全体にとって価値のあるものとなるでしょう。今後の展開に乞うご期待です。