田代誠氏がTHUNDERの顧問に就任
株式会社THUNDERは、元カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)役員の田代誠氏が顧問に就任したことを発表しました。田代氏は、これまでの経験を基にTHUNDERのビジネス強化に貢献することが期待されています。
田代氏の経歴
田代氏は、マクロミルにおいて執行役員を務め、2度の上場を果たした実績があります。その後、CCCに移籍し、取締役CHRO及び取締役CDBOとして、組織の人事およびデータ戦略に従事。Tカード会員のデータを活用し、多岐にわたるビジネスを推進してきました。これらの経験を通じて、田代氏は「専門スキルだけでは組織を前に進めることはできない」と実感し、新たなビジネススタイル提案の重要性を唱えています。
「ビジネスOS」の重要性
田代氏が新たに参画するTHUNDERでは、「PowerOS研修」というプログラムが展開されています。この研修は、ビジネスパーソンに必要な「推進力」を鍛えることを目的としており、29のタスクに分解し体系的に学ぶことができる仕組みです。単なる知識ではなく、業務を実行に移すための力を持つことが、現代のビジネスシーンでは不可欠です。
彼は「専門スキルの習得だけでは、組織の進化にはつながらない」とコメントしており、これに強い共感を覚えたことから顧問の職に就くこととなりました。
THUNDERの志
THUNDERの代表取締役社長である勅使川原晃司氏は、田代氏の参画を非常に喜ばしく思っており、THUNDERが目指しているのは「ビジネスパーソン一人ひとりの地力を底上げすること」と述べています。これにより、企業全体の生産性向上にも貢献する意向です。田代氏の経験と知見を活かし、次世代リーダーの育成に注力することが期待されています。
田代誠氏のコメント
田代氏は、組織をさまざまな立場から観察してきた中で、特に重要なことは「会議の進行方法や関係者を巻き込む力、物事をやり切る力」だと痛感しています。「この『ビジネスOS』を欠いた状況では、優秀な人材を集めても、成果を上げることは難しい」と指摘し、コンサルティング業界がこの土台を早い段階から教育していることが、将来的なキャリアに影響することを強調します。
田代氏がTHUNDERに参加することで、日本のビジネスパーソンの能力を根本から引き上げる新たな挑戦が始まります。成功事例を積み重ね、力強いビジネススキルを持つ人材を育成することに期待が寄せられています。
終わりに
田代誠氏のTHUNDER顧問としての役割は、ビジネス界における新しい風を吹かせることが期待されています。さまざまなバックグラウンドをもつ人材が集まり、専門的なスキルだけでなく、チームワークや推進力を身につけることで、さらなる成長を遂げることができるでしょう。これからのTHUNDERの動きから目が離せません。