音楽を届ける人工衛星
2025-08-08 16:22:12

リーマンサット・プロジェクトが打ち上げた「RSP-03」宇宙で音楽を作る小型衛星

リーマンサット・プロジェクトが宇宙の音楽を打ち上げる



8月21日、日本時間午後4時57分に、一般社団法人リーマンサットスペーシズが手掛ける超小型人工衛星「RSP-03」(愛称:ハモるん)が、国際宇宙ステーション(ISS)への補給船SpX-33に搭載され、宇宙へと打ち上げられました。このプロジェクトは、サラリーマンたちが趣味を通じて宇宙開発に挑戦する姿を示しています。

RSP-03のミッション



「RSP-03」は、1Uサイズ(10cm四方)の超小型人工衛星で、宇宙空間で取得した星空のデータを用いて、AIによる自動作曲に挑戦します。そして、作成した音楽を地上へと送信し、一般に公開する予定です。多層音の音楽を作り出し、星のシンフォニーと呼ばれる新たな音楽作品を届けることが目指されており、これを通じてアマチュア無線コミュニティとのつながりも深めることを期待しています。

プロジェクトの背景



リーマンサットは、普段宇宙開発に関わることのない一般のサラリーマンが主体となる団体です。「趣味としての宇宙開発」をテーマに、誰でも手軽に宇宙に関わることができる環境を整えています。メンバーは皆、本業を持ちながら、限られた時間の中で人工衛星の開発や広報活動に取り組んでいます。

音楽の公開について



RSP-03が宇宙で生成した音楽は、無事に地上にダウンリンクされ次第、公式ウェブサイト(RSP-03専用ページ)で公開される予定です。この試みは、宇宙を身近に感じる機会となるでしょう。

プロジェクトマネージャーのコメント



プロジェクトを立ち上げたリーマンサット RSP-03プロジェクトマネージャーのヒロシさんは「多くの苦労を乗り越え、支えてくださる皆様のおかげでここまで来ることができました。私たちの作った音楽が、宇宙から皆さんに届く日を心待ちにしています」と感謝の気持ちを述べました。

今後の展望



打ち上げから約1ヶ月後にはRSP-03がISS「きぼう」から放出される予定であり、その後の活動が期待されています。リーマンサットプロジェクトは、今後もなさまざまな技術者やクリエイターとのコラボレーションを通じて、民間宇宙開発の可能性を広げていくことでしょう。また、プロジェクトでは新たな仲間を募集中で、誰でも参加できるコミュニティ活動に力を入れています。

まとめ



リーマンサット・プロジェクトの「RSP-03」は、宇宙での音楽作成を通じて、私たちに新たな宇宙の楽しみ方を提供してくれるでしょう。今回の取り組みが、宇宙への関心を一層高めるきっかけとなることを願います。宇宙で作られた音楽がどのように響くのか、今から楽しみでなりません。


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