ギリアド・サイエンシズが誇る多様性の取り組み
ギリアド・サイエンシズ株式会社(以下、ギリアド)は、東京・千代田区を拠点にするバイオ医薬品企業で、医療革新のリーダーとして35年以上の歴史を誇ります。そんな同社が、性的マイノリティを含む多様性のある職場環境を推進している姿勢が評価され、一般社団法人であるwork with Prideが策定した「PRIDE指標2025」において、初めて「レインボー」認定を受けました。さらに、過去3年間連続で獲得した「ゴールド」認定も継続しています。
インクルージョン&ダイバーシティの推進
ギリアドは、2012年に日本法人を設立して以来、職場でのインクルージョン(包括性)とダイバーシティ(多様性)を重要な企業理念として掲げてきました。具体的には、次の3つの目標を持っています。
- - 多様な従業員に選ばれる企業となること
- - 異なる価値観がイノベーションを引き起こす文化の醸成
- - 社会的責任を自覚した公平な企業であること
これらの理念のもと、ギリアドは社内でのLGBTQ+アライ(支援者)を広げる取り組みを強化しています。この中心的な役割を担うのが従業員リソースグループ(ERG)「Pride Alliance」で、研修やワークショップなどを通じて、社員の理解と支援を促進しています。
加入者数の増加と新たな目標
特に注目すべきは、2025年には新たなアライが120%増加するという目標設定です。これは全従業員の約30%が「Pride Alliance」へ加入していることに起因し、これにより企業内の多様性の推進が具体的な成果を上げています。さらに、ギリアドは社外でもTokyo Prideをはじめとする全国各地のレインボープライドに協賛し、LGBTQ+コミュニティとの健康向上に向けた協力関係の構築を進めています。
また、独自のLGBTQ+啓発プログラムの開発にも取り組んでおり、他団体との協働の中で社会的な意識を高める活動にも力を入れています。
代表取締役社長のメッセージ
ギリアド代表取締役社長のケネット・ブライスティング氏は、今回の認定を受けて次のように述べています。「私たちにとって従業員は最も大切な資産であり、インクルージョンとダイバーシティは企業の根幹を成す価値観です。今回はその浸透が評価されたことを非常に嬉しく思います。」
また、LGBTQ+当事者や団体との協働を通じて啓発プログラムの開発が評価されたことを喜び、これからも同様の理念を持つ人々と共に、さらなるインクルージョン&ダイバーシティの推進を目指す意向を示しました。
まとめ
ギリアド・サイエンシズは、医療分野での革新だけでなく、職場環境においても多様性を尊重し、より良い社会の実現を目指しています。今後も彼らの取り組みが、他の企業や社会全体に良い影響を及ぼすことを期待しています。