福島・富岡町の魅力を体験する親子ツアー
2025年8月16日から18日の3日間、福島県富岡町にて「富岡町の今を知るツアー」が実施されます。このツアーには、首都圏から選ばれた親子6組12名が参加し、富岡町の復興の実情を体験することが期待されています。主催は富岡町で、旅行の企画運営は産経新聞社が担当します。
ツアーの目的と意義
このツアーの最大の目的は、東日本大震災とその後の東京電力福島第1原子力発電所事故から復興を目指す富岡町の現状を知ってもらうことです。風評被害を払拭し、富岡町を応援するための情報を参加者に伝えることが重要です。参加者には、それぞれのSNSで体験を発信してもらうことで、より多くの人に富岡町の魅力を知らせてもらう狙いもあります。
ツアーの体験内容
ツアーの日程は以下の通りです。
- 07:00: 東京駅八重洲北口に集合
- 10:58: JR常磐線で富岡駅到着
- 13:30: 小浜風童太鼓の体験と交流会
- 15:30: とみおかアーカイブミュージアム見学
- 08:00: 富岡漁港から長栄丸でヒラメ釣り体験
- 14:10: 日常にあるトリチウムについての講座
- 15:10: 富岡町食品検査所で放射性物質検査の見学
- 15:10: 料理教室でヒラメのさばき方を学ぶ
- 17:30: ヒラメづくしの夕食会(Ra-Fand)
- 08:30: とみおかワインドメーヌでのボランティア体験
- 10:30: とみおかワイナリーでBBQランチ
- 12:30: 玉ねぎ栽培農家の見学
- 14:00: アクアマリンふくしまの見学
- 16:29: JR常磐線で帰路へ
このように盛りだくさんの内容で、親子で新たな体験ができる楽しいプログラムが用意されています。
富岡町の復興と新たな特産品
富岡町は、2011年の東日本大震災や原発事故を経て、現在は復興の道を着実に歩んでいます。特に、新たに取り組んでいる特産品の育成が目を引きます。ワイン用のブドウやタマネギ、パッションフルーツ、さらにはバラの栽培など、地域の特産品が豊富に揃っています。
2019年に再開された富岡漁港は、ヒラメを中心とした漁業資源の回復が進み、釣りを楽しむ観光客に人気です。船長の石井宏和さんは、「福島の豊かな海を守り、その魅力を伝えたい」と語っています。さらに、23年にオープンした「Ra-Fand」では、地元の新鮮な食材を使用した料理が提供されており、エレガントなディナーが楽しめます。
参加条件と費用
ツアー参加者には、各自のSNSへの投稿が条件となっており、参加費は1組1万円です。親子での素晴らしい体験が待っているこのツアーは、富岡町の今を知る貴重な機会となることでしょう。復興の過程を直接体験できるこのイベントに、ぜひ多くの方に参加していただきたいです。これからの富岡町の未来を一緒に感じ、応援しませんか?