日本発のエコファーブランドFafuriが創業2周年を迎えた意味とは

Fafuriの挑戦と成長：創業2周年を迎えて

株式会社Fafuriは、2025年11月に創業2周年を迎えました。このブランドは、優れた日本製のファーフリーショールを展開し、動物福祉と伝統文化を融合させた新たなファッションの在り方を追求しています。本年、Fafuriは東京都の「越境EC出品支援事業」に採択され、すでに米国や台湾などの主要な海外ECサイトに登場しています。こうした取り組みにより、日本の伝統と未来への責任を兼ね備えたブランドとして世界の意識を変えようとしています。

Fafuriの誕生の背景

Fafuriの創業は、実は娘の成人式に向けた準備から始まりました。創業者の丸山恭子は、成人式の特別な晴れの日に欠かせない振袖のショールが動物の命を犠牲にして作られている事実を知り、そこに強い矛盾を感じました。「どうして動物を傷つける選択しかないのか」、そんな疑問がFafuriの設立のきっかけです。

Fafuriのビジョンには、「振袖から生まれた命にやさしい選択肢を届けたい」という強い思いがあります。かつては毛皮が富や権威の象徴でしたが、現代では動物を大切にするという意識が強まっています。Fafuriは、この潮流を受けて、持続可能なファッションを提案しています。

ブランドの取り組み

Fafuriの最大の使命は、「振袖文化を未来へつなぐ」ことです。日本の伝統を守りながら、アニマルウェルフェアを重視したファーフリーブランドとしての位置を確立しています。製品にはエコファーを使用し、晴れの日の装いを通じて命を尊重する意識を次の世代に浸透させることを目指しています。

次世代がファッションの選択を通じて社会に貢献できる道を開くために、Fafuriは共感と行動を結びつける製品づくりを行っています。さらに、国際的な動物保護団体のFur Free Alliance（FFA）から「FUR FREE認証」を取得し、動物福祉に貢献しています。売上の一部を動物福祉団体に寄付する仕組みも採用し、購入者と製造者が社会問題に関与できるブランドを築こうとしています。

Fafuriエコファーショールの3つの価値

1. 動物福祉への配慮: エコファーを使用することで、晴れの日の装いの中で命を大切にする新しい文化を提案しています。
2. 日本の技術: 和歌山県・高野口で受け継がれた技術を基にした「JAPAN ECOFUR®」を使用。高密度な繊維と均一な毛並みで、保温性にも優れています。
3. 伝統と現代デザインの融合: 振袖の華やかさを引き立てる品格あるデザインで、世代を超えて愛される一枚です。

商品概要

Fafuriの製品は、すべて日本国内で製造されています。エコファーのショールは、さまざまな色合いで提供されており、価格は23,100円から24,200円（税込）です。特に注目されるのは、振袖だけでなく、日常使いやパーティーシーンでも活躍するデザインの魅力です。

最後に

創業2周年を迎えたFafuriは、「娘の成人式の準備から始まった小さな気づきが、今では世界に向けた挑戦へとつながりました。動物を傷つけない選択肢を“振袖からの文化”として広げることで、未来の世代が社会のために行動するきっかけになると信じています」と代表取締役の丸山恭子は語ります。これからもFafuriは、日本の技術と丁寧なものづくりにこだわりながら、命にやさしいファッションを世界へ届けていくことでしょう。