キヤノングループがエコバディス社からプラチナ評価を獲得
キヤノングループが、フランスの国際評価機関エコバディスのサステナビリティ調査において、最高位の「プラチナ」評価を初めて獲得したというニュースが飛び込んできました。この評価は、全世界185カ国、250業種、15万社以上にわたる企業を対象とした調査結果に基づいています。
エコバディス社の評価基準
エコバディス社のサステナビリティ調査では、企業の活動を「環境」、「労働と人権」、「倫理」、「持続的な資材調達」の4つの分野で評価しており、この4分野のどれかで高い評価を得ることは容易なことではありません。特に「プラチナ」評価は、上位1%の企業に与えられる特別な栄誉です。
キヤノングループはこの4つの基準においてすべて高評価を受けており、以前からの取り組みの成果が認められました。ちなみに、キヤノングループは2015年からこれまでに7回「ゴールド」評価を取得しており、サステナビリティに関する地道な努力が実を結んだ形です。
キヤノンのサステナビリティ活動
キヤノングループは、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを強化しています。環境に関しては、「気候変動」「資源循環」「化学物質」「生物多様性」を重点課題に設定し、それに基づいた事業活動を展開。顕著な成果として、「ライフサイクルCO2製品1台当たりの改善指数」を年平均3%の改善目標として2008年に定めて以来、実際には3.76%の改善を達成しております。
さらに、キヤノングループは従業員や取引先をはじめとする全ステークホルダーの人権を尊重し、「キヤノングループ人権方針」に基づいて人権デューデリジェンスを実施しています。国内外のグループ会社における啓発活動も盛んに行われており、グローバルサプライチェーンにおける社会的責任の推進にも力を入れています。
今後の展望
キヤノングループは今回の「プラチナ」評価の取得を新たなステップと捉え、今後も持続可能な社会の実現に貢献するための取り組みを続けていくとしています。企業のサステナビリティ活動への関心が高まる現代において、キヤノングループの活動は他の企業にとっても大いに参考になることでしょう。
今後、キヤノンがどのような新しい取り組みを展開していくのか、そして、それが日本のみならず世界にどのような影響を与えるのか、注目していきたいところです。