絵本『あおいことり』、待望の続編が登場
日本絵本賞受賞作『ねことことり』の続編『あおいことり』が、2025年10月2日(木)にいよいよ発売されます。この絵本は、前作から約3年の時を経て、親子で楽しんでほしい心温まる物語として再登場します。
「ことりの視点」で新たな物語が広がる
『ねことことり』は猫の視点から描かれた物語でしたが、今作『あおいことり』ではことりの視点から物語が紡がれます。あおいことりは、大切ないえをつくるために、森を巡りながらこぶしの枝を探していました。彼女は鉱石のように美しい世界を求めて、ある日、嗅覚を失った猫に出会います。この出会いが、物語を通じて重要なテーマとなり、命の重みや他者とのかかわりを深く考えさせてくれます。
あたたかさと示唆に富んだ物語
前作の『ねことことり』は、子供から大人まで幅広い読者に愛され、特にその美しいイラストと心に響くストーリーが話題となりました。「猫や家の壁の木目まで、本物に見える」「紅茶や花の香りがするようだ」という多くの感想が寄せられ、その奥深さに感動する人が続出しています。『あおいことり』もまた、香りや音楽を呼び起こさせるような美しい絵と、心から湧き上がる感情が魅力です。
家族の絆と共生
物語の中で、猫は「こぶしの枝を少し分けてほしい」とことりに頼みます。このあたりから、羽ばたく小鳥と一緒に生きることの難しさや、自然との共生の重要性がテーマに描かれます。物語は「家族のぬくもり」や「他者との分かち合う心」を象徴的に描写し、自然環境の大切さも呼びかけます。猫の立場からは、自然資源の消費が如何に影響を与えるのか、という重要な問いかけも含まれています。
読者からの期待の声
本作『あおいことり』については、事前に公開されたネットギャラリーでも多くの感想が寄せられています。「前作が大好きでずっと待っていました」と期待の声が広がり、子どもたちに向けたアクティビティやブックトークでも、新たなストーリーが広がることにワクワクする読者が多いようです。
作者プロフィール
作・たてのひろしは神奈川県出身の画家・絵本作家で、多数の受賞歴を持ち、深い感情を描いた作品で多くの読者に愛されています。
絵・なかの真実は同じく神奈川県生まれのイラストレーターで、細密な描写と温かみのある色使いが特徴です。彼らのタッグは、心に残る作品を生み出していくことでしょう。
発売情報
- - タイトル:『あおいことり』
- - 作:たてのひろし(舘野鴻)
- - 絵:なかの真実
- - 発売日:2025年10月2日(木)
- - 定価:1,650円(税込)
- - 発行:株式会社世界文化社
新しい物語があなたの心に響くこと間違いなし。この機会にぜひ、手に取ってみてください。