物流業界に新たな風を吹き込む『Nano-Stream』の導入
株式会社ROMSが開発した自動倉庫『Nano-Stream』が、株式会社bud梱包出荷サポートの新潟県朝日物流センターに導入されることとなりました。本導入は、特に3PL事業者からの高い要望を受け、柔軟性と拡張性に富んだシステムを提供することを目的としています。
『Nano-Stream』の特長
『Nano-Stream』は、250㎡を超える規模の物流施設でも活用できる高性能な小型自動倉庫です。内製のクレーンとAGV(無人搬送車)を連携させることで、さまざまな状況に対応できる柔軟性を実現。急激な物流量の変動にも対応できる設計が大きな魅力です。
導入の背景
株式会社budは、顧客に安定した高品質なサービスを提供し続けるために、労働人口の減少と物量の急激な変動による課題に直面していました。従業員の負担を軽減し、働きやすい環境を整えるために、無人化ではなく「省人化」を目指すROMSのアプローチが、budの理念にマッチしたことが導入の決め手となりました。
導入の具体的な利点
1. スモールスタートが可能
『Nano-Stream』は、約100㎡のスペースから導入できるため、初期投資を抑えつつ現実的な規模での運用が可能です。これにより、通常の運営に支障をきたすことなく、スムーズに新システムを導入できる点が評価されました。
2. 繁閑に応じた柔軟な能力調整
設置後は、忙しい時期にはAGVの頭数を増やすことができ、繁閑による変動に柔軟に対応します。急な業務量の増加にも、現有のスタッフが効果的に対応できる体制が整備され、作業負担が軽減されることで期待されています。
3. 中・長期的な事業拡張性
将来的な事業拡張にも対応可能な設計が施されており、必要に応じて保管棚や搬送機器を追加できます。これにより、持続可能な物流運営の基盤として、企業の成長を支える役割が見込まれています。
4. 国産・フル内製に基づくサポート
国産「Nano-Stream」は、万が一のトラブルにも迅速かつ丁寧なサポートが受けられます。このアフターサポートの充実は、システムの信頼性を高める要因となっています。
budの理念と『Nano-Stream』の相乗効果
株式会社budの代表取締役社長、阿部靖志氏は、「お客様に期待と感動を共に届ける」というビジョンのもと、業務効率化を追求しています。『Nano-Stream』の導入によって、効率化だけでなく、スタッフが気持ちよく働ける環境を整えることが期待されています。
企業情報
- - 株式会社bud梱包出荷サポート(新潟県北蒲原郡)
- - 設立: 2017年11月
- - 事業内容: 梱包・出荷代行業務
- - ウェブサイト: bud-logi.com
- - 株式会社ROMS(東京都品川区)
- - 設立: 2019年6月
- - 事業内容: 自動化システムの設計・開発・販売
- - ウェブサイト: roms.inc
今回の『Nano-Stream』導入が、budの物流業界における競争力を一層強化することに寄与することが期待されます。