旭川市の「こどもふるさと便」が優秀事例として表彰される
最近、旭川市が「こどもふるさと便」プロジェクトの運営を通じて社会的な貢献を果たし、その成果が評価されました。このプロジェクトは、ネッスー株式会社が推進し、ふるさと納税を活用して地域の特産品や体験を提供するものです。特に、この取り組みはこども食堂やひとり親家庭、難病に向き合う子どもたちへの支援を目的としています。
ふるさと納税自治体連合表彰
「ふるさと納税自治体連合表彰」は、地域の活性化に寄与する優れた取り組みを顕彰するイベントであり、2025年第9回目となります。今年の11月に開催されたシンポジウムで、旭川市がその優良事例として報告を受け、表彰されたのです。これは、地域資源を活かしつつ、子どもたちに対する支援を強化する重要な成果といえるでしょう。
「こどもふるさと便」の取り組み
「こどもふるさと便」は、地域の農協や漁協、食品メーカーとの協力によって立ち上げられた新しいフードバンクの形です。寄附金を活用して、地域で生産された特産品を子どもたちに届けることで、地域の生産者の活性化にも寄与しています。このプロジェクトは2023年に始まり、現在では全国で8つの自治体が参加しています。
旭川市では、これを「社会貢献型旭川産農産物販路拡大事業」として位置づけ、寄附金をもとに旭川で収穫されたお米を全国のこども食堂やひとり親家庭に贈る活動を展開しています。これにより、地域の農産物を利用した食支援にとどまらず、生産者の支援、販路拡大、農業経営の安定化など、広範な社会貢献を図ることが可能になっています。
寄附の成果
具体的な成果として、ガバメントクラウドファンディングを介し寄附金を募り、1,453件から2,904万8千円の寄附が集まりました。そして令和6年度には、企業からの320万円の寄付金をもとに、全国の80団体に対して計2,934kgの旭川産米が寄贈される予定です。これは単なる食の支援にとどまらず、地域の経済を活性化する重要な活動として評価されています。
新たな寄付モデルの確立
「こどもふるさと便」は、物価高騰や子どもの貧困といった社会課題に対して、地域農産物を継続的に寄贈するという新しい寄付の形を提供しています。これにより、地域と寄附者、そして生産者を結びつける多面的な成果を上げています。この取り組みが評価されたことは、地域内外における食の不安や社会的な課題に対し、具体的なアプローチができる事例であることを示しています。
こどもふるさと便の概要
「こどもふるさと便」は、ふるさと納税を通じて地域の特産品や体験を支援する仕組みを提供しています。また、この仕組みでは寄附者がどのこどもたちに支援を届けるか選べるため、寄附に対する思いを直接反映できる点が特徴です。寄附者は他の納税サイトと同じように返礼品を受け取ることができ、子ども支援に参加する意義を実感できます。
公式サイトでは、プロジェクトの詳細や、実際にどのように支援が行われるのかが紹介されています。地域の活性化と子どもたちへの支援を両立させる「こどもふるさと便」。ぜひ、一度ご覧ください。
公式サイトはこちら
ネッスー株式会社の目指す未来
ネッスー株式会社は、「生まれた環境によるこどもの機会格差が存在しない社会」を実現するため、さまざまな主体と連携して新しい仕組みを作り出しています。こどもたちの未来を支えるため、積極的な採用活動を行っており、志を持った仲間を募集中です。
詳細は
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