カーボンクレジット活用促進事業が申請期間を延長、環境意識を高める新たな支援策
東京都が推進するカーボンクレジット活用促進事業に関する申請期間が、2026年3月末まで延長されることが発表されました。この取り組みは、中小企業等がカーボンクレジットを活用し、脱炭素化を進めることで、持続可能な社会に貢献することを目的としています。
カーボンクレジットとは、企業や団体が実施する環境保護活動やエネルギー効率化策によって削減されたCO2の量を証明するもので、従来の省エネルギー設備の導入や森林管理など、第三者機関の認証を受けた活動によって取引が可能になります。
東京都は、2026年3月に「東京都カーボンクレジットマーケット」を開設する予定であり、これにより活動をさらに促進しようとしています。このマーケットによって、企業はカーボンクレジットをより簡単に購入することができ、ブランディングやプロモーションにかかる経費を助成する「カーボンクレジット活用促進事業」が実施されます。
今回の申請期間延長により、2026年4月23日から2028年3月31日まで申請が可能となります。ただし、予算に達し次第、受付は終了となりますので注意が必要です。対象となる事業者は、都内に事務所や事業所を持つ中小企業や学校法人、医療法人などです。助成の対象となるのは、購入したクレジットを用いて、製品やイベントなどのブランディングやプロモーションに使う経費です。
助成金の内容は、対象事業者の規模によって異なります。中小企業の場合、プロモーションやブランディングに関連する経費のうち、最大200万円までの助成が受けられ、助成率は3分の2です。一方、中小企業以外の場合は、助成率が2分の1となり、上限は100万円です。
申請手続きは、専用のホームページから募集要項を確認し、必要な書類を申請受付窓口に提出することで行います。また、助成の対象となった事業者は、東京都の中小企業制度融資「社会課題解決融資」の融資対象にもなります。
さらに、東京都では脱炭素経営の支援の一環として、CO2排出量を可視化するツールや専門家による支援を無料で提供しています。これらの支援を利用して、企業が取り組む環境保護に対する意識をさらに高めることが期待されています。
東京都の「2050東京戦略」では、ゼロエミッションを目指すための基盤整備が進められており、カーボンクレジット活用促進事業はその重要な施策の一つです。地球温暖化対策として、企業がカーボンクレジットを活用することは、持続可能な社会づくりに向けた強力な一歩となるでしょう。
この機会に、自社の環境への取り組みを見直し、カーボンクレジットの活用を検討してみてはいかがでしょうか。脱炭素化に向けた新たなステージへの挑戦が、企業のブランディングやマーケティングにプラスの影響をもたらすことでしょう。