アライドテレシスとソリトンシステムズの連携
東京都品川区に本社を置くアライドテレシス株式会社と新宿区に本社を持つ株式会社ソリトンシステムズが、新たにゼロトラスト環境を支えるためのセキュアなネットワークアクセスを実現する連携を発表しました。この取り組みは、急速に進化するIT環境の中で、より安全な認証とアクセス管理を実現することを目的としています。
連携の背景
昨今、クラウドサービスや多様な業務端末の普及に伴い、認証情報の盗難や不正アクセスのリスクが高まっています。特に、医療機関や地方自治体、教育機関など、特に重要な情報を扱う組織においては、情報セキュリティ対策がこれまで以上に重要視されています。そこで、両社はクラウドサービスとオンプレミスネットワークの双方で安全な認証環境を構築するため、新たな認証連携を進めることになりました。
具体的な認証連携の概要
この新しい連携では、アライドテレシスが提供するRADIUSサーバー「AT-RADgate」と、ソリトンシステムズの統合認証クラウドサービス「Soliton OneGate」が密接に連携します。具体的には、OneGateにて発行・管理されるデジタル証明書を利用し、AT-RADgateによるネットワーク認証が行われます。AT-RADgateは接続時にOneGateに対して証明書の有効性を確認し、その結果に基づいて接続を認証します。これにより、利用者の情報をAT-RADgate側で個別に登録する必要がなくなるため、効率的な運用が可能となります。
本連携の主な特長
1. デジタル証明書の活用
OneGateで発行された証明書をAT-RADgateによる認証に使用し、端末の確認を行った上で、ネットワーク接続を許可します。これにより、不正な接続のリスクを大幅に減少させることができます。
2. 利用者管理の効率化
すべての利用者と証明書はOneGateで一元管理されるため、AT-RADgate側の運用負荷が軽減されます。これにより、利用者の追加や変更が容易になり、管理者の作業負担が軽減されます。
3. 失効状態の反映
AT-RADgateはネットワーク認証時にOneGateに失効状態を確認し、失効した証明書を用いた接続をブロックします。これにより、脆弱なネットワーク環境を防ぎます。
4. ネットワーク運用の可視化
アライドテレシスの「Vista Manager」シリーズと組み合わせることで、ネットワークの状態を可視化し、運用管理者にとって状況確認やトラブル対応が効率化されます。
活用シーンと今後の展望
この認証連携は、特に医療機関や地方自治体、教育機関などでの利用が期待されています。医療現場では、院内ネットワークへのアクセスを利用者別に管理できるため、安全な環境を提供します。地方自治体においては、職員や来庁者に対するアクセス管理が進み、安全な庁内ネットワークの運用が可能になります。また、教育機関では、異なる用途に対応したネットワーク利用において、利便性とセキュリティが向上します。両社は、変化するIT環境に応じてさらなる連携を進め、あらゆる業種のお客様へ安全なアクセス環境を提供し続けていくことを目指しています。
両社代表のコメント
アライドテレシスの佐藤副社長は、「デジタル化が進む中、利用者と端末を適切に確認する重要性が増している。今回の連携により、安全なIT利用環境を提供できることを嬉しく思う」とコメントしました。これに対し、ソリトンシステムズの鎌田社長も「デジタル化やクラウド活用が進む中、正当性を確認する必要性が高まっている。両社の技術を活かし、お客様に安心できる環境を提供していきたい」と述べています。
今回の連携は、ITセキュリティの新たな価値を創出する大きな一歩です。今後の動向に注目が集まります。