銀座の呉服屋・伊勢由が150周年記念プロジェクトを発表
東京都中央区の銀座に位置する呉服屋「伊勢由」は、創業以来120年の歴史を持ち、「江戸の粋」を代々伝えてきました。この度、令和10年の創業150周年を祝う形で、和の文化をさらに広げるべく、日本の伝統芸能である落語を体験できるお稽古を開始します。この取り組みは、和服文化の理解が深まり、着物に親しむ機会を提供するものです。
お稽古の詳細
新たに開設されるお稽古処では、著名な落語家である三遊亭楽麻呂氏が講師を務め、
「落語を知り、体験しよう」と題したイベントを開催いたします。落語の基礎知識から、実際に演じるまでのステップを6回に渡り段階的に学び、最終的には発表会でその成果を披露することができます。
スケジュール
以下のスケジュールで全6回の講座が行われます。
- - 第1回 (12月14日): 落語の基礎知識と基本動作、道具の使い方を学びます。
- - 第2回 (12月21日): 材料の前半部分をレクチャーし、実習します。
- - 第3回 (1月11日): 演目の後半部分を学び、お稽古をします。
- - 第4回 (1月25日): 通し稽古で作品をまとめます。
- - 第5回 (2月1日): リハーサルを行い、本番に備えます。
- - 第6回 (2月15日): いよいよ発表会です。
対象
全6回の料金は税込で36,000円(個別に6,000円×6回)。定員は10名で、子供から大人まで幅広く参加できます。滑稽で情感豊かな落語の世界に触れながら、皆さまの参加をお待ちしております。
申し込み方法
参加希望者は、2025年12月10日までにお電話(070-9342-2510)またはメール(
[email protected])で申し込みが可能です。服装は自由ですが、発表会には浴衣や着物を着て参加していただけると嬉しいです。必要に応じて、着物の購入にもお手伝い致します。
講師・三遊亭楽麻呂のご紹介
楽麻呂氏は1963年生まれで、1982年に五代目三遊亭圓楽に入門。その後1991年に真打ちとして昇進し、NHKラジオ番組にも出演するなど、多岐にわたって活躍されています。「自分が話すことで人が笑ってくれる。楽しい経験を共有したい」とダイナミックな落語の世界を丁寧に指導していただけます。
伝統文化を身近に
伊勢由の五代目・和田大氏は、銀座金春通りの歴史にも言及しながら、伝統的な日本文化をより多くの人々に理解してもらいたいと述べています。着物というファッションアイテムを通じて、日本の古典芸能に触れ、共に学び合える場を提供するこの取り組みは、未来の日本文化を担う貴重なものとなることでしょう。
この機会に、皆さまもぜひ、本物の寄席体験と共に、日本の伝統を楽しみ、ご自身のスキルを磨いてみてはいかがでしょうか。