甲状腺疾患の早期発見と治療法について
11月16日(日)あさ7時から放送される『健康カプセル!ゲンキの時間』では、見逃しやすい甲状腺疾患についての特集が行われます。メインMCは石丸幹二さん、サブMCには坂下千里子さんが務め、視聴者に身近な健康問題をわかりやすく解説します。
甲状腺の重要性
体内の様々な器官の働きを司る甲状腺は、喉仏の下に位置する小さな臓器ですが、その役割は非常に重要です。甲状腺に異常を抱える人口は約700万人に上り、その中でも治療を必要とする人は約240万人とされています。しかし、実際に治療を受けているのはわずか90万人程度という現実があります。
見逃されがちな症状
甲状腺疾患の症状は非常に多岐にわたりますが、その中には「疲れやすい」「動悸がする」「手足が冷える」といったものがあります。これらの症状は、忙しさや年齢のせいだと考えがちで、気づかないうちに悪化してしまうことがあります。放置すると心疾患のリスクが高まるため、注意が必要です。
バセドウ病とは?
特に頻繁に聞かれる甲状腺の病気として「バセドウ病」があります。これは甲状腺ホルモンの過剰分泌によって引き起こされ、体重減少や心拍数の増加などの症状が見られます。また、バセドウ病は約3割の患者に「甲状腺眼症」を伴う場合があるため、注意が必要です。
バセドウ病の合併症
「甲状腺眼症」は、目の周りの組織に炎症が起こることにより視力に影響を与える病気で、見逃すと深刻な視力障害を引き起こすことがあります。治療には薬物療法や手術が選択されることが多いです。
放置のリスク
バセドウ病を放置しておくと、最悪の場合命に関わる事態に繋がる可能性がありますので、早期診断と適切な治療が非常に重要です。
バセドウ病の治療法
バセドウ病の治療法には、抗甲状腺薬の投与、放射性ヨード治療、手術がありますが、それぞれの患者に適した方法を選択することが必要です。
橋本病とその症状
次に、甲状腺のホルモンが不足する「橋本病」にも触れておきましょう。特に40代以上の女性に多いこの病気は、約10人に1人が罹患しているとされています。橋本病になると、疲労感や冷え症、体重増加などの症状が現れます。この病気に対する早期のチェックも重要です。
まとめ
11月16日の放送では、甲状腺疾患の早期発見や治療法について専門医から詳しい情報が提供されます。見逃しがちなこの病気に関心を持ち、正しい知識を身につける機会として、ぜひご覧ください。
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