フィリピン人船員への永年勤続表彰式と家族会の開催
株式会社商船三井(社長:橋本剛)は、11月7日にフィリピン・マニラにて、グループ会社であるMagsaysay MOL Marine, Inc.(MMM)のフィリピン人船員を対象とした永年勤続表彰式を行いました。このイベントは、当社に15年以上勤務している船員を称えるもので、87名の受賞者とその家族が参加しました。副社長の篠田敏暢氏が祝辞を述べ、船員の存在が会社の成長に直結していることを強調しました。
永年勤続表彰の意義
受賞者の中には、MOLの価値観に則り、個々の努力だけでなく、チームワークがこの結果をもたらしたとの感想を述べる方もおり、今後も仲間たちと共にさらなる発展に貢献したいという意志が感じられました。この表彰は、船員一人ひとりの献身を称える重要な機会となりました。
家族会の目的と規模
翌8日には、MMMに在籍する船員とその家族を対象とした家族会が開催されました。このイベントはフィリピン全土で行われていますが、今回のマニラでの開催は過去最大の規模で、2,911名が参加しました。副社長の篠田氏は、船員が当社の支えであり、家族がその活動を支える重要な存在であることに感謝の意を示しました。
参加した家族からは、「家族会は私たちにとって重要な伝統であり、MOLファミリーの一員であることを実感できる機会」との声が寄せられ、多くの参加者がこのイベントからとても意味のある体験を得ていました。
ダイバーシティの推進
商船三井は、ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョンを新たな成長の原動力に位置づけ、全ての船員が安心して働ける環境作りに取り組んでいます。特に、2035年までに女性船員候補生の比率を35%に拡大することを目指し、海事分野での女性の参画を推進しています。また、船員のメンタルウェルビーイングを支援するプログラム「OceanCare」も導入し、特に女性船員への特別な支援を行っています。
今後の展望
商船三井グループは、現在の取り組みを通じて、フィリピンをはじめとする主要な船員出身国での活動をさらに強化し、家族と離れて働く船員およびその家族への貢献を目指します。持続可能な地域社会の発展や安全文化の醸成、優秀な船員の確保・育成に向けた努力を続けてまいります。
このように、商船三井の取り組みは、船員だけでなくその家族にとっても重要な意味を持ち続けています。今後の活動にも注目が集まります。