ライフネット生命、デフリンピックを目指す岡部祐介を応援する壮行会を開催
11月12日、ライフネット生命保険株式会社は、東京2025デフリンピック男子十種競技に出場予定の岡部祐介の壮行会を行いました。
岡部は、2016年に入社した同社初のデフアスリート社員として知られています。耳が聞こえない「両側感音性難聴」という障がいを持ちながらも、ピッチを走り抜け、日々の業務に励む姿は、多くの社員にとって大きな励みとなっています。
この壮行会では、岡部のデフリンピック出場が正式に発表され、社員たちからは祝福の拍手が送られました。皆が思いを込めた手話での拍手や応援の旗が、岡部の背中を強く押しました。
十種競技への挑戦
岡部はこれまで400mや4×400mリレーに出場しており、デフリンピックでは2013年と2017年に競技に立った経験があります。しかし、2021年の選考では落選。この経験が彼を再挑戦の道へと導き、2022年には十種競技への転向を決意しました。
壮行会の中では、十種競技の各種目について説明しながら、その楽しさや苦しさを解説。円盤投げや砲丸投げ、棒高跳びといった競技に挑む自らの姿勢や、全ての種目で自己ベストを目指すという意気込みを語りました。
社員や社長からの激励
横澤淳平社長は、岡部の挑戦を見守り続けてきたと語り、「岡部さんの姿勢は、私たち全員のモチベーションとなっています。11月の大会では、後ろを振り返り、私たちの応援を感じてほしい。」と激励の言葉を送りました。そして、特に“King of Athletes”を目指す岡部に向けたメッセージが込められた応援旗を贈呈しました。
意気込みと目標
岡部は、出場する10名の中で自らの力を示すために全力を尽くしたいと意気込みを語り、「自分にしかできない形で会社へ恩返しすることが目標です。皆の期待に応えられるように頑張ります。」と話しました。
社員たちも、最後に一丸となって「フレー、フレー、岡部!」と声を上げ、彼を送り出しました。岡部は、ライフネット生命の中で過ごした多くの時間を支えに、陸上競技と人事総務の仕事に取り組んできたことを想い、さらなる活躍に挑んでいきます。
デフリンピックと岡部の背景
デフリンピックは、耳が聞こえない・聞こえにくい人々のための国際的なスポーツイベントで、2025年には東京で開催されます。岡部は、この機会を通じてデフリンピックの認知度を高め、未来のデフの子どもたちに夢を与えたいと語っています。
岡部祐介のプロフィール
- - 年齢: 37歳
- - 出身地: 秋田県由利本荘市
- - 障がい: 両側感音性難聴
- - 業務: デフ(ろう者)への理解促進と人事総務業務を担当
ライフネット生命は、正直でわかりやすいサービスを通じて、お客さま一人ひとりの生き方を応援するとともに、岡部の挑戦を支援しています。皆様も彼の活躍を応援してください。