渋谷区の挑戦!「認知症なっても展2025」
渋谷区は、2025年に向けて認知症を正しく理解し、誰もが安心して暮らせる地域を目指すためのイベント「認知症なっても展2025」を、9月4日から6日までの3日間にわたり、渋谷区役所15階で開催します。このイベントは、区内に住む、働く、通学するすべての人々が参加でき、自分自身や周りの人々のために認知症を理解する機会を提供します。
イベントの概要
日時と場所
「認知症なっても展2025」は、以下の日時で実施されます。
- - 日時: 9月4日(木)~6日(土) 11:00~16:30 (最終日は16:00まで)
- - 会場: 渋谷区役所 15階 スペース428 (渋谷区宇田川町1-1)
参加は無料ですが、一部のプログラムには事前申し込みが必要です。具体的な申し込み方法については、特設サイトを確認してください。
どんなプログラムがあるの?
毎日多彩なプログラムが用意されており、当事者や専門家の声が聴ける貴重な機会となっています。例えば、初日には新谷幸三氏による「笑える脳トレプログラム体験」や、若年性認知症当事者の岩田裕之氏による講演が行われます。落語レクリエーションでは、桂 米之助氏が登場し、心温まるひとときを創出します。
9月5日には、音響療法の有用性についての講演や、認知症医療・介護の現状をテーマにした講座が開催され、具体的な知識や対策を学ぶことができます。また、認知症サポーター養成講座も開講され、多くの参加者が専門知識を身につける機会となります。
最終日、9月6日には、有名キャスターである安藤優子氏によるトークショーがあり、彼女の母との15年間の思い出を通じて、認知症について考える時間が設けられます。さらには、映画「父と僕の終わらない歌(2025)」の上映会と監督トークショーもあります。
体験型ブースも充実
会場内には、体験型ブースや相談窓口も設けられ、オレンジカフェ体験や健康チェック、VRやロボット体験など、さまざまな体験ができます。医師や専門職員による相談窓口も用意されており、気になることがあればすぐに相談できる環境が整っています。さらに、学生による企画展示も行われ、若い世代の視点からも認知症に関するアイデアや提案が紹介されます。
誰もが参加できる場に
「認知症なっても展2025」は、単なるイベントにとどまらず、認知症との共生を考えるための出発点です。認知症に対する正しい理解を深めることで、地域全体が支え合い、誰もが安心して暮らせる社会づくりに寄与できることを目指しています。この貴重な3日間を通じて、認知症というテーマをより身近に感じてみませんか?