廃プラスチックの櫛
2025-05-01 11:17:33

早稲田大学の学生団体が廃プラスチックから生まれた櫛《COMEL》を販売開始!

早稲田大学の新しい挑戦、手作りの櫛《COMEL》



早稲田大学の学生団体「Precious Plastic Waseda(PPW)」は、5月1日よりオリジナルブランド《COMEL(コメル)》の販売を開始します。このプロジェクトでは、回収したプラスチックをアップサイクルして、持続可能で美しいハンドメイドの櫛を製造しています。販売は専用のオンラインストア「Precious Plastic Japan Team」で行われ、環境意識の高い消費者に新たな選択肢を提供します。

《COMEL》とは?



《COMEL》という名前は、「comb(櫛)」と「melt(溶ける)」を掛け合わせた造語で、製品に込められた思いや想いを表しています。このブランドは、学生たちの手によって実現したサステナブルなプロジェクトであり、廃プラスチックを新しい形に再生させることを目指しています。

廃プラスチックのリサイクルとコラボレーション



PPWでは、大学内に設置された回収ボックスを通じて、廃プラスチックを集めています。集められたプラスチックは粉砕され、加熱・圧縮成形を経て、ユニークなデザインの櫛として生まれ変わります。また、福祉理美容師ネットワーク「Ribinet」との提携により、美容院で廃棄されるカラーチューブのフタを原料として活用し、無駄を省く取り組みも行っています。

手作りの魅力と環境貢献



《COMEL》の特徴は、何と言ってもその一点ものの美しさです。混ざり合った色合いが生み出すマーブル模様は、どれも異なる表情を持ち、手のひらサイズで使いやすいデザインが魅力です。また、1本の櫛を製造することで約29.9gのCO₂削減に寄与するため、環境負荷の軽減にも貢献します。このプロジェクトは、志ある学生が関わり、製造からデザイン、広報まで全てを手掛けているのが特筆すべき点です。

Precious Plastic Wasedaの活動



「Precious Plastic Waseda」は、早稲田大学の環境ロドリゲスという公認団体内で活動しており、学生に向けて楽しく気軽に環境問題に参加できる場を提供しています。2024年10月から2025年4月までの活動で、34.45kgのプラスチックを回収し、5.19kgを製品に再生しました。これにより、合計で11.32kgのCO₂を削減しています。

販売情報



  • - 商品名:COMEL(コメル)
  • - 発売日:2025年5月1日(木)
  • - 販売場所:Precious Plastic Japan公式オンラインストア
  • - 価格:1000円(税込)
  • - 素材:リサイクルPP/PE(大学内回収キャップや美容院のカラーチューブキャップ)
  • - サイズ:長さ約10cm、重さ約14g

商品の展望と未来



《COMEL》は、単なる製品ではなく、環境問題へのアプローチを促す「行動を起こすきっかけ」となることを目指しています。プラスチックごみ問題は複雑に思われがちですが、まずは楽しさやかわいさから触れ始めることで、自発的に環境問題について考えるきっかけを提供していきます。PPWは、消費者が「自分ごととして」環境問題を見つめる入口を今後も提案していくことでしょう。

団体の背景と目標



Precious Plastic Wasedaは、早稲田大学内において、学生たちが自らの手で持続可能な未来を築くために活動している団体です。日本各地の地域に密着したリサイクル活動は、使い捨て文化からの脱却を目指し、サーキュラーエコノミーの実現を目指しています。公式オンラインストアのリンクやSNSもチェックして、是非彼らの活動を応援してください!

【公式HP】Precious Plastic Waseda

【Instagram】Precious Plastic Waseda

【Official Twitter】X(旧Twitter)

【Precious Plastic Japan Team公式サイト】Precious Plastic Japan Team



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