新消火薬剤登場
2026-07-13 10:44:53

環境に優しい油火災対応消火薬剤『PureVeil』が登場予定!

環境に優しい新しい消火薬剤『PureVeil』の登場


近年、油火災対応の消火薬剤であるPFAS(有機フッ素化合物)を含まない製品へのニーズが高まっています。そこで株式会社モリタが開発したのが、PFASフリーの合成界面活性剤泡消火薬剤『PureVeil(ピュアヴェール)』です。2026年7月からの販売開始が予定されており、環境保護と確実な消火能力を兼ね備えたこの製品は、火災現場での重要な役割を果たすことが期待されています。

1. 背景と開発の経緯


油火災に対しては、従来の消火薬剤が広く使用されていますが、PFAS成分を含む製品に関しては、その環境への影響から規制が厳しくなっています。日本国内でも、人体への安全性を考慮した結果、今後PFASを含む泡消火薬剤の利用は縮小されていく見込みです。しかし、既存の製品の更新が迫る中、新たな消火薬剤の必要性が増していることから、モリタ社は環境負荷を低減した代替製品の開発に踏み切りました。『PureVeil』は、ガソリンやオイルによる油火災はもちろん、木材や紙などが燃焼する一般の火災にも対応しており、さまざまなシーンでその効果を発揮します。

2. 『PureVeil』の特長


2.1 高い消火性能


『PureVeil』の最大の特徴は、独自の「精密界面制御技術」によって油面上に強固な界面膜を形成することです。この技術は、複数の界面活性剤の相乗効果を利用しており、泡の速やかな展開と高い再燃防止性能を実現しています。PFASフリーでありながら、水成膜泡消火薬剤に匹敵する発泡性能と消火性能を持つことから、極めて効果的な消火が可能です。

2.2 幅広い火災への対応


『PureVeil』は、油火災(B火災)だけでなく、普通火災(A火災)にも柔軟に対応できるよう設計されています。低発泡から高発泡まで調整可能で、特に流出火災や倉庫での火災にも対応可能です。これにより、さまざまな火災状況において最適な消火活動を行うことができます。

2.3 凍結リスクの低減


冬季に泡消火薬剤が凍結するリスクについても配慮されています。『PureVeil』は-10℃までの低温環境に対応しているため、冬場でも安心して使用できます。

3. 今後の展望


モリタ社は、今後もPFASフリーの泡消火薬剤のラインナップを増やし、環境に優しい消火システムの普及を推進していきます。
この新しい技術は、単なる消火剤の替わりではなく、持続可能な社会に向けた第一歩として位置づけられています。モリタ社は、環境問題を含めた社会的課題に積極的に取り組み、安全で住みやすい豊かな社会の実現を目指しています。

4. 製品仕様


  • - 名称: PFASフリー合成界面活性剤泡消火薬剤『PureVeil』
  • - 種別: 泡消火薬剤
  • - 型式: 合成界面活性剤泡3%(-10℃~+30℃)
  • - 型式番号: 泡第2026~8号
  • - 内容量: 20リットル(1缶)
  • - 希釈: 淡水、海水

新しい技術を駆使した『PureVeil』は、確実な消火体制のための強力なパートナーとなるでしょう。油火災から普通火災まで、多様なシナリオでの活用が期待されています。


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