新しいエネルギーの形、DKFC-DM-500Aとは
日本の電気技術の未来を切り開く新しい電源システム、「DKFC-DM-500A」が登場しました。これは、電気興業株式会社と三菱ガス化学株式会社の共同開発によるものです。このシステムは、直接メタノール形燃料電池である「FcMycle™」を搭載し、風力発電プロジェクトにおける常用電源として実用化されています。
直接メタノール形燃料電池とは?
直接メタノール形燃料電池(DMFC)は、メタノールを直接燃焼させて電力を生成する技術で、高い効率と利便性を有しています。この技術を用いた「DKFC-DM-500A」は、最大500Wの出力が可能で、さまざまな電力ニーズに対応できるのが特長です。特に、商業用電源の確保が困難な場所での利用が期待されています。
DKFC-DM-500Aの特長
この新しい電源システムは、外形寸法600Wx800D×700Hmm、重量約120kgというコンパクトさを実現しています。最大400Wの出力が可能で、長時間の連続給電(約75時間)を実現するために、90Lのメタノール燃料タンクを搭載しています。
燃料消費と環境への配慮
このシステムの燃料消費量は約1.2L/hrで、54重量%のメタノールを使用します。また、消防法による危険物の規制を受けない点も大きな利点です。これは、エネルギー供給の自由度を一層広げることに寄与しています。
遠隔監視機能やオプションの利便性
さらに、DKFC-DM-500Aには、遠隔監視装置やソーラー発電システムといったオプションも用意されており、より便利に使える工夫が施されています。これにより、効率的なエネルギー管理が可能となります。
燃料電池市場への挑戦
電気興業株式会社は、従来の非常用電源市場にとどまらず、商用電源が確保できない地域での利用にも意欲的に取り組んでいます。小型から大型の電源システムを提供することで、さまざまな社会のニーズに応えるための挑戦が続けられています。
未来のエネルギーを感じる瞬間
この「DKFC-DM-500A」は、エネルギーの新たな活用方法を提案し、持続可能な社会への一歩を踏み出すものと位置付けられています。私たちの生活を支える大切なインフラとして、今後ますますその重要性が高まることが期待されます。新しい電源システムの登場により、未来のエネルギーにはどのような可能性が開かれるのでしょうか。私たちもぜひ、この変革の瞬間を見逃さないようにしたいものです。
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