特殊詐欺防止活動
2025-12-18 05:46:22

伍代夏子氏が橋本市で特殊詐欺防止の啓発イベントを実施

伍代夏子氏が特殊詐欺防止に向けた啓発を実施



2025年12月11日、和歌山県橋本市にて市制20周年を祝う記念イベントが開催されました。このイベントには警察庁特別防犯支援官の伍代夏子氏が出席し、特殊詐欺被害防止に関する重要なメッセージを届けました。今回は「みんなでとめよう!!国際電話~みんとめ大作戦in橋本~」というテーマで、地域住民に対する広報啓発が行われました。

事件の現状と詐欺手口の注意点



冒頭、伍代支援官は、和歌山県内における特殊詐欺の被害が増加しているとの報告を受けて、その危険性について警鐘を鳴らしました。特に「オレオレ詐欺」に関しては、過去の事例から見ても被害が拡大していますが、今や防げる手口に変わってきていると述べ、地域住民への注意を促しました。彼女は「オレオレ詐欺はもう防げる手口となっていますので、皆さん注意していきましょう」と語り、具体的な対策を提示しました。

特に、近年増加している「ニセ警察詐欺」に対しても言及し、国際電話番号を使用して警察官を装う手口の具体例を紹介しました。伍代支援官は「国際電話の利用を一時停止すれば、発着信を止めることができるため、これが非常に効果的です」と解説しました。また、SNSやビデオ通話を使い、偽の逮捕状や警察手帳を見せる詐欺の例についても言及し、「本物の警察官はSNSでこれらの情報を見せることはありません」と注意を呼びかけました。

家族を守るための対策



イベントでは、参加者との交流トークも行われました。ある参加者からは、詐欺被害を自分の問題としてリアルに受けとめ、行動に起こす方法についての質問がありました。この質問に対して伍代支援官は、「重要なのは、詐欺の電話がいつかかってくるか分からないことを認識することです。『自分は騙されない』という考えは、逆に危険を招く可能性があります」と答えました。

また、彼女は「自身の防犯対策だけでなく、遠くに住む親戚やおじいちゃんおばあちゃんなど、家族全体を守る意識を持つことが大切です」と述べ、家族を守るための意識を高めることの重要性を強調しました。詐欺の手口が巧妙化している今、時折ニュースで目にする詐欺被害者の声を真剣に受けとめることが必要です。

特殊詐欺防止に向けた継続的な取り組み



今回のイベントは「ストップ・オレオレ詐欺47〜家族の絆作戦~」というプロジェクトの一環として行われています。このプロジェクトは、特殊詐欺被害の防止に向け、全国47都道府県の警察と協力して実施されており、2018年から活動を続けています。参加者は、特殊詐欺に関する知識や防止策を学ぶことで、地域全体の犯罪防止に向けた意識を高めています。

伍代支援官のメッセージは、地域の安全を守るための重要な指針を示し、今後もこのような啓発活動の継続が求められます。詐欺の被害から家族を守るために、地域一体となって対策を進めていくことが期待されています。


画像1

画像2

画像3

関連リンク

サードペディア百科事典: 防犯対策 特殊詐欺 伍代夏子

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。