イノベーターたちの饗宴
2025-09-08 14:34:10

未来を見据えたイノベーターたちが集うWIREDイノベーションアワード2025始動

WIREDイノベーションアワード2025とは



未来を想像し、実現に向けて動き出す革新者たちを称える「WIRED Innovation Award 2025」が始まりました。これは、メディア『WIRED』が主催するイベントであり、科学技術、アート、エンターテインメント、ビジネスなど、多様な分野のイノベーターたちが集結し、未来の可能性を探る試みです。今回は、2024年のパリ五輪で注目を浴びるブレイキン界のトップB-Girl AMI、メディアアーティストの落合陽一、大西麻貴さんと百田有希さんによる建築家ユニットo+hが選ばれました。

WIRED Innovation Awardの歴史



このアワードは2016年に設立され、2019年までの4年間で120組以上の受賞者が誕生しました。AIや量子技術の発展、環境や社会の迅速な変化を背景に、我々の価値観は大きくシフトしています。WIREDは、そうした変化に寄り添い、新たな「シアワセ」の概念を模索するチャンスを提供しているのです。今年のテーマは「この革新は、未来のシアワセのために」とし、積水ハウスとの協力で再始動を果たしました。

受賞者の紹介



AMI



AMIは1998年、埼玉県で生まれたB-Girlで、6歳からダンスを始め、10歳でブレイキンに出会いました。彼女は2016年に「Battle of the Year」で優勝し、以後「Red Bull BC One」や「WDSF世界ブレイキン選手権」で次々と栄冠を手にしました。2024年にはパリ五輪での金メダル獲得が期待されており、世界のブレイキンシーンをリードしています。

AMIの選出理由は、彼女の国際的な活躍とブレイキン文化への貢献によるもので、彼女の存在が日本全国におけるブレイキンの魅力を広め、それに伴う身体の可能性やアイデンティティを再考させることにあります。加えて、彼女が出演するYouTubeシリーズ「Tech Support」でも、その魅力を余すところなく発信しています。

落合陽一



落合陽一は1987年に生まれ、筑波大学の准教授として活躍するメディアアーティストです。彼は境界領域を探求し、主に「デジタルネイチャー」という独特の視点を持った作品を制作しています。最近ではNFT作品や、2025年の大阪・関西万博で発揮される「null²」などがその代表作です。

彼の選出理由は、アートとテクノロジーの交差を探求し、新しい視点を生み出す力にあります。進化し続ける人工知能や膨大なデータが私たちの生活に浸透している現代において、彼の思想は未来に対する重要な問いを提示しています。

大西麻貴+百田有希/o+h



建築家ユニットo+hは、2008年に設立され、社会的な課題に対処する建築を手掛けています。特に「熊本地震震災ミュージアム KIOKU」や「シェルターインクルーシブプレイス コパル」といったプロジェクトを通じ、多様な人々のニーズに応える空間を作り出しています。

彼らの選出理由は、来訪者の感情や記憶に寄り添う「生きた全体(A Living Whole)」として建築を捉え、心地よい空間を提供する能力にあります。彼らの作品からは、未来における幸福感を実現するための一つの視座が感じられます。

まとめ



「WIRED Innovation Award 2025」は、受賞者たちが描く未来のビジョンを通じて、私たちに新しい価値観や幸福のあり方を考えさせてくれます。これからも特設サイトを通じて、今後の受賞者の発表が続いていきます。是非、彼らの活動からインスピレーションを受け取って、未来の可能性を広げてみてください。

WIRED Innovation Award 2025 特設サイトはこちら

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