デンマーク家具の魅力
2026-01-27 18:49:18

デンマーク家具の魅力を深堀りする特別トークイベントレポート

デンマーク家具の魅力を考察するトークイベント



2026年1月10日(土)、株式会社アクタス(東京都新宿区)によって、デンマーク家具の魅力を掘り下げる特別トークイベント「Danish Modern Design」が開催されました。このイベントは、アクタス・新宿店の2階がリニューアルされたことを記念して行われ、多くの参加者が熱心に耳を傾けました。

アクタスのリニューアルとイベントの背景


アクタスは1969年から北欧家具を日本に紹介してきた企業であり、昨年10月に新宿店を改装しました。新たに生まれ変わった2階「DANISH MODERN」エリアでは、北欧デザインの真髄を存分に体感できるショールームとなっています。今回の特別トークでは、カール・ハンセン&サンの郡司圭氏とアクタスの家具バイヤー野口礼が登壇し、モダンデザインの魅力について議論しました。

ウェグナーのデザイン哲学と歴史


郡司氏はデンマークのモダン家具の歴史を振り返る中で、特にハンス J. ウェグナーの「チャイナチェア」に焦点を当てました。ウェグナーは1940年代初頭、中国の明時代の椅子をリデザインし、その後1949年に「Yチェア(CH24)」を発表します。彼のデザインには、友人でありライバルでもあるボーエ・モーエンセンとの「暗黙の了解」があったと郡司氏は語ります。

デンマーク家具の誕生秘話


イベントでは、モーエンセンとウェグナーの関係性を通じて、デンマークがモダン家具デザインを発展させてきた背景が語られました。両者は異なるスタイルのリデザインを行っていたものの、お互いを尊重して競い合い、デンマーク家具の黄金時代を築いたのです。特に郡司氏は、ウェグナーが中国の椅子に目を向けた理由として、モーエンセンがアメリカのシェーカー様式をリデザインしていることと、彼自身の艺术的な探求心が影響したと説明しました。

「ジャパンチェア」と日本とのおぼれ


アクタスの野口は、アクタスとウェグナーとの特別な繋がりにも触れました。1982年、アクタスが初めて手がけたプロジェクトで、MOA美術館のVIPルームに納入されたのがウェグナーデザインの「ジャパンチェア」です。これにより、ウェグナーはその作品に特別な感情を持ち、アクタスとの関係を深めました。

ウェグナーの苦境と成功


午後の部では、ウェグナーの経済的苦境に関する話が続きました。彼は35歳まで経済的な成功を得ることができませんでしたが、その後カール・ハンセン&サンとの出会いが彼の運命を変えました。3週間で「Yチェア(CH24)」をデザインしたウェグナーですが、その背後には10年にわたる研究とプロトタイプの試行錯誤があったのです。

Yチェアの人気要因


郡司氏は、Yチェアがデンマーク家具のポピュラリティを得た理由として、機能美と飽きのこないデザイン、美術館などでの使用実績を挙げました。特に、建築家の安藤忠雄氏が自身のプロジェクトでこれを採用したことで、日本市場における地位を確立しました。

今回のイベントは、アクタスのリニューアルをきっかけに、デンマーク家具の奥深い魅力を再確認する貴重な機会となりました。アクタスは今後も、このようなイベントを通じて文化や哲学を共有し、長期的なパートナーシップを築いていくことを目指しています。


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