ブルックフィールド、日本事業の新たな舵取り
ブルックフィールドの日本市場へのコミットメントが新たなレベルに達しました。グローバルな投資会社ブルックフィールドは、マネージング・パートナーのルーク・エドワーズ氏をBrookfield Japan株式会社の日本代表に任命しました。これにより、日本での事業の成長と戦略的な発展をさらに加速させることを目指します。
ブルックフィールドは2015年に東京オフィスを設立し、以来Japanにおける様々な分野で活動を続けてきました。特に、再生可能エネルギー、インフラ、プライベート・エクイティ、不動産、クレジットと、多岐にわたる投資を行っています。近年では、日本市場における再保険事業の拡大や、オークツリー・キャピタルとの連携を通じ、プライベートウェルス事業の強化にも積極的です。
昨年、ブルックフィールドは日本で二つの重要な不動産取引を実施しました。一つ目は東京中心部の大規模複合施設「目黒雅叙園」への戦略的な出資。二つ目は名古屋都市圏での物流開発プロジェクトです。これらの取引は、地域に根差した専門性を活かしながら進められ、ブルックフィールドの成長を支えています。
ブルックフィールドのアジア太平洋地域CEO、スチュワート・アップソン氏は、日本市場がアジア太平洋地域への拡大において戦略的に重要であると強調します。彼は、日本経済が新たな成長段階に入る中で、増加する投資機会を逃すことなく、信頼関係を築くことの重要性を語りました。
ルーク・エドワーズ氏は、これまでエンジニアリング、コンサルティング、金融サービス業界での豊富な経験を持ち、特に再生可能エネルギーの分野で活躍してきました。2021年にブルックフィールドのインフラストラクチャーグループに参加し、2022年にはオーストラリア及びニュージーランドにおける再生可能エネルギー部門の責任者に就任。シドニーから東京へ拠点を移し、新たな戦略を打ち立てています。
エドワーズ氏は「日本は世界第4位の経済大国であり、ブルックフィールドにとって魅力的な投資機会を提供してくれます。多様なセクターにおけるグローバル市場での知見を活かし、日本の企業や投資家とより強固なパートナーシップを築くことが目標です。」と述べています。
また、経済のあらゆる分野への投資を拡大するとともに、特にデジタルトランスフォーメーションやグリーントランスフォーメーションの分野で積極的に取り組むとしています。
ブルックフィールドの概要
ブルックフィールドアセットマネジメント(Brookfield Asset Management Ltd.)は、ニューヨークに本社を構える世界有数のグローバルなオルタナティブ資産運用会社です。再生可能エネルギー、インフラ、プライベート・エクイティ、不動産、クレジットの各分野で1兆ドル以上の資産を運用しています。ブルックフィールドは、長期的な視点でリアルアセット及び必要不可欠なサービス事業への投資を重視し、公的・私的年金基金、政府系ファンド、金融機関、保険会社、富裕層投資家など多様な顧客層に対応しています。詳しい情報は
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