伊藤シェフの快挙
2025-12-05 19:09:15

伊藤翔シェフが「パテ・クルート世界選手権」でテロワール賞を受賞!

ドミニク・ブシェ トーキョー、伊藤翔シェフが受賞!



2025年12月1日、フランス・リヨンで行われた「パテ・クルート世界選手権2025」において、ドミニク・ブシェ トーキョーのエグゼクティブシェフ、伊藤翔(36)が名誉あるPRIX DU TERROIR(テロワール賞)を受賞しました。この国際的な料理コンクールは、フランス料理の伝統技法である「パテ アン クルート」の継承と発展を目指しており、シェフたちがその技術を競い合う場です。

この大会は、2009年に創設され、アジアやヨーロッパ、アメリカなどから選ばれた優れたシェフたちが、書類選考を通過し、各地域で行われる予選を戦い抜きます。その結果選ばれた16名が、リヨンで行われる世界大会の決勝へと進出します。伊藤シェフはこの決勝で、「家禽、フォアグラ、セップ茸のパテ・クルート」を披露し、特に素材の活かし方や風味の構成、構成の精密さが評価されました。

伊藤シェフが披露した作品は、肉の旨味が重なり合い、風味設計においても秀逸なクラシックなパテ・クルート。日本人らしい繊細さと技術は、多層の肉パーツが生む立体的な旨味や、シェフの自身の調理技術を示すもので、特にアクセントとなるフォアグラとセップ茸の奥行きが特徴です。また、ジュレの透明感とカット面の美しい構成が評価のポイントとなりました。これらすべての要素が、シェフ伊藤の作品を高く評価させる要因となり、テロワール賞の受賞に結びつきました。

伊藤翔シェフの想い



受賞について、伊藤シェフは「日頃より支えてくださる皆様、そしてチームメイトのおかげでここに立つことができました。心から感謝申し上げます。ただ、今回の決勝では世界優勝には届かず、悔しい気持ちもあります。次回は更に精進して戻ってきたいです。」とコメントしました。この言葉からも、彼の真摯な姿勢と料理にかける情熱が伝わってきます。

シェフのキャリア



伊藤シェフは1989年に秋田県で誕生し、横浜の名店「霧笛楼」での7年間の修行の後、パリの「ドミニク・ブシェ」で1年間勤務。その後、2016年に帰国し、「レ・コパンドゥ ドミニク・ブシェ」のオープニングスタッフとして名を馳せました。2017年からはシェフとして君臨し、その腕前を評価され続けています。特に、2020年のパテ・クルート世界選手権アジア大会でのファイナリスト選出以降は、本大会でも高評価を受け、2025年には日本大会優勝を果たしました。彼の料理は、クラシックな要素を尊重しながらも現代的な軽やさを加えたスタイルが人気です。

ドミニク・ブシェとダイニング体験



ドミニク・ブシェ トーキョーは、フランス料理の偉大なシェフであるドミニク・ブシェが2013年に東京・銀座にオープンしたレストランです。これまでミシュランガイドにも星付きレストランとして掲載され、多くの人々に支持されています。

店舗は「進化するクラシック」というテーマのもと、伝統技術を重視しつつも、現代的な軽やかさを備えた料理を提供しています。例えば、シェフが手がける牛テールの赤ワイン煮込みは、20年近く前に受賞したものを基にし、素材選びと技法を見直しながら、季節に応じた味わいを表現しています。

店内はシェフの個人的なアイテムやアートが飾られ、心温まる雰囲気を演出。お客様を大切に迎え入れるホスピタリティが萎縮しないよう、創業以来同じ姿勢で営業しています。客様一人一人に寄り添う気持ちで、心温まる食の体験を提供することが、ドミニク・ブシェ トーキョーの信念です。

受賞を祝う特別メニュー



今回のテロワール賞受賞を契機に、2025年12月8日より特別メニュー「Menu Championnat(ムニュシャンピオナ)」を期間限定で提供します。このメニューは、伊藤シェフが世界大会での作品の要素を取り入れた特製「パテ・アンクルート」を前菜にご用意します。ぜひこの機会に、シェフの妙技を堪能してください。

【店舗情報】

  • - 店名:ドミニク・ブシェトーキョー
  • - 所在地:東京都中央区銀座1-5-6 銀座レンガ通り福神ビル2F
  • - TEL:03-6264-4477
  • - 営業時間:ランチ 12:00~15:30(LO13:30)、ディナー 18:00~23:00(LO20:00)
  • - 定休日:水曜日

フランス料理を愛する全ての方に、魅力的な美食体験を提供する「ドミニク・ブシェトーキョー」。ぜひ一度、その料理の深さを味わってみてください。


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