日本初のスマートフォン連携自動ドア「ミライロドア」が相模原に導入
東京の新たな商業施設「minanoba相模原」に、株式会社ミライロが開発したユニバーサル自動ドア「ミライロドア」が導入されることが決定しました。この取り組みは、日本国内においても初となる試みであり、スマートフォンを通じて、さまざまな利用者のニーズに、より快適かつ安全に対応することを目的としています。
ミライロドアの特長
「ミライロドア」は、高齢者や障害のある方、また子育て中の親など、多岐にわたるニーズに応えるために設計されています。具体的には、利用者が自動ドアの前に近づいた際、スマートフォンとの連携により以下の機能が自動で作動します。
1.
音声誘導案内:取り扱いが不安な視覚障害の方にとって、音声による案内は迅速で安心感を提供します。ドアの位置や開閉の状態を音声で知らせ、スムーズな通行をサポートします。
2.
開放時間・速度の自動調整:車椅子を利用する方や、ベビーカーを押している方には、必要に応じたドアの開閉時間と速度の調整が行われ、より多くの方に優しい設計が施されています。
このユニバーサル自動ドアの利用にあたっては、株式会社ミライロが提供するデジタル障害者手帳「ミライロID」を利用した専用アプリが必要です。このアプリは手軽にインストール可能で、誰でも簡単に利用することができます。
「minanoba相模原」の開発背景
「minanoba相模原」は、東京建物による地域密着型の商業施設の第1号として、幅広い世代が暮らす小田急相模原エリアに新たにオープンします。施設内部にはスーパーマーケットやドラッグストア、医療クリニックなど、多様な店舗が揃っており、地域住民の日常生活を支えるインフラとなることを目指しています。
このプロジェクトには、「ミライロドア」が建物の正面エントランスに2台、屋上駐車場への入口に1台、合計3台導入されています。これにより、すべての人が安心して商業施設を利用できる環境が整えられます。
企業の取り組みと今後の展望
「minanoba相模原」の開発において、東京建物とミライロ、フルテック、ハウディの三社はそれぞれの技術や知識を持ち寄り、革新的なサービスの実現を目指しています。フルテックの連携により、自動ドアは既存の設備への導入が容易で、大規模な投資が不要な点も魅力です。
まとめ
東京建物の地域密着型商業施設「minanoba相模原」による新たな試みである「ミライロドア」の導入は、多様な世代や属性の人々が共に快適に過ごせる環境作りの一環です。今後、地域社会のニーズに応じたインクルーシブな社会の実現に貢献することを目指しています。私たちの暮らしをより豊かにする「ミライロドア」から、この革新的な一歩を踏み出しましょう。