新型クレーンSL-850RfⅢ
2024-12-20 11:59:43

環境配慮型エンジン搭載の新ラフテレーンクレーン「SL-850RfⅢ」登場

新型ラフテレーンクレーン「SL-850RfⅢ」販売開始



株式会社加藤製作所が新たに市販を開始したのは、80トン吊り能力を誇るラフテレーンクレーン「SL-850RfⅢ」だ。この新型クレーンは、環境に配慮した最新のエンジン技術が採用されており、コンパクトな設計ながらも安全性や作業効率が大幅に向上している。

開発の背景



「SL-850RfⅢ」は、前モデル「SL-850RfⅡ」の性能を引き継ぎつつ、さらなる安全性と作業性の向上を図ったモデルである。新たに搭載されたカミンズ製エンジンは、欧州の最新排出ガス規制であるStage Vに適合しており、環境に優しい設計となっている。また、同社はこの新型機において、国土交通省からの「低騒音型建設機械」および「2020年燃費基準達成建設機械」の認定を申請中とのこと。これにより、環境配慮と運転の快適性を両立した製品となることを目指している。

主な特徴



クレーンが持つ機能は多岐にわたるが、以下が特に注目すべき点だ。

環境配慮


  • - 新エンジン搭載: 最新の排出ガス規制に対応したカミンズ製エンジンを搭載。最高出力246kWを誇り、最大トルク1,636N・mを達成している。
  • - ECOスイッチ搭載: エンジンの最大回転数を抑え、燃料消費と騒音を抑制することが可能。これにより、作業時の効率も大幅に改善される。

安全性・作業性の向上


  • - コンパクトな構造: 車両全体の長さが270mm短縮され、狭い場所での作業がさらにしやすくなった。新たに採用された回動リンク式ジブホースガイドは、干渉リスクを減少させる。
  • - 照明技術の向上: LEDフロントアクセサリライトを新たに装備し、昼夜問わず被視認性を高めた。

高度なクレーン性能


  • - 高剛性スーパーブーム: 最大吊上げ能力は80トンで、最大ブーム長さは45m、作業半径は41mであり、高性能な作業が可能だ。新開発のHYBRIDZOOMシステムにより、多様な作業条件に柔軟に対応できる。
  • - 無線式吊荷監視カメラ電源供給システム: ブーム先端やジブ先端から直接電源を供給可能であり、バッテリーの心配なく監視が行える。

会社紹介



株式会社加藤製作所は、1935年に設立された老舗のメーカーで、品川区に本社を構えている。建設機械や重機の設計・製造を行い、国内外での信頼性の高いメーカーとして知られている。

商品概要: 新作の「SL-850RfⅢ」は、2024年12月に発売予定で、標準小売価格は税別で10,200,000円からとなっている。年に100台の販売を目指している。

加藤製作所は今後も、環境に配慮した製品を開発しつつ、技術力をさらに進化させていくことを約束している。


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