次世代の学びを支える OLIENT TECH の取り組みとは
OLIENT TECH株式会社の新たな経営体制がスタートし、"次世代のより良い学び方と働き方を創る"というミッションが打ち出された。2023年9月には、「キャリアエフィカシー勉強会」が開催され、業界を代表する企業が集まり、高専生の学びや進路についての意見交換が行われた。
進むデジタル化と新たな学び方
この勉強会には、三菱電機エンジニアリング、村本建設、ザイマックスデジタル、川崎重工業、東洋鋼鈑といった著名企業が登壇し、次世代の人材育成に対する熱意を語った。それぞれの企業は、高専生が持つスキルやポテンシャルを正当に評価し、より多くの学生が自身の能力を発揮できる環境を整えようとしている。
高専生の意欲を引き出すためには
共同で行われたアンケート調査では、高専に入学した「就職希望群」が、卒業後の意欲が低いことが明らかになった。この問題を解決するためには、高専からの就職をポジティブに捉えられるよう、制度の見直しや適切な情報が必要であるとの意見も出された。
OLIENT TECHでは、代表の藤本鼓太郎が以前から行ってきた「進路選択の部屋」活動を基盤とし、約1000人の高専生に進路に関する情報を提供し続けている。これにより、学生たちが自らの未来に対する選択肢を広げる助けとなることを願っている。
実践教育プログラムの導入
また、23年9月から実施されている「実践教育プログラム」では、学生がグループワークや探究学習を通じて、実際の社会課題解決に挑む機会が提供されている。このようなプログラムによって、専門分野の知識に加え、他者と協力する力や解決策を見つける力が鍛えられていく。
企業の高専生への期待
三菱電機エンジニアリングの取り組み
この勉強会に参加した三菱電機エンジニアリングでは、技術者として約5000名が在籍し、高専で培った専門知識を活かす仕事が多い点が特徴だ。学生が持つ専門スキルと実践力、学習習慣、技術的なコミュニケーション力を重視し、長期的成長を考えた採用を心掛けていると言及された。
村本建設の実力主義
村本建設は、土木建築業界で唯一、学歴差をつけない評価制度を持ち、高専卒と大卒の待遇に差を設けない。また、施工管理技術者の育成面では、高専卒が安定した成果を上げていることを確認し、実績と役割によって評価を行う姿勢が示された。
ザイマックスデジタルの実践型人材育成
ザイマックスデジタルでは、課題を見つけ出し解決する実践型の人材を求めている。ここでも高専卒は即戦力として評価され、特にデジタル領域の基礎力を持つことが期待されている。入社後もキャリア教育と実プロジェクトに参加する機会が与えられ、デジタル技術に関する幅広い知識を学べる環境が整えている。
川崎重工業の人材育成戦略
川崎重工業では、民間および防衛の航空宇宙事業を担い、高専卒を同等に評価し、広範囲な技術職に配属する。特に、高専生は長期育成余地が高いため、若手から責任ある業務を担う機会があることがアピールポイントだ。
東洋鋼鈑の進学支援制度
さらに、東洋鋼鈑では進学支援制度を長年実施しており、高専卒を大卒と同様に採用し、それによって優秀な人材を育成していく姿勢が明確となっている。これは、企業が学生の成長に投資する姿勢を示している。
まとめ
OLIENT TECHの取り組みは、高専生のキャリア形成において重要な役割を担っており、今後の高等教育や企業の人材育成に向けた新たな一歩となることが期待される。企業が高専生のポテンシャルを正しく評価し、進路選択の幅を広げるための情報提供が進むことで、次世代の技術者の可能性がより多くの場面で発揮される日が訪れるだろう。