暑さ対策シンポジウム2025の概要
2025年5月20日、東京都港区の赤坂区民センターで「官民連携 暑さ対策シンポジウム2025」が開催されました。このシンポジウムは、熱中症予防声かけプロジェクトが主催し、港区が共催する形で行われました。テーマは「官民一体で熱中症予防情報を共有し、暑い夏を楽しく乗り切ろう!」。
当日は、環境省や文部科学省、総務省消防庁から最新の注意喚起が行われ、熱中症対策に関する重要な情報が伝えられました。また、オリンピック金メダリストも参加するパネルディスカッションが行われ、熱中症対策の取り組みが広く紹介されました。さらに、浅尾慶一郎環境大臣が来賓挨拶を行った後、出陣式が実施されました。この中で、DM三井製糖株式会社の執行役員、奥野雅浩が登壇し、「がんばろう!」のかけ声とともに会場全体が一体感に包まれました。
DM三井製糖の取り組み
DM三井製糖は「熱中症予防声かけプロジェクト」の賛同会員として参加し、「運動時の水分補給において最適な糖質『パラチノース®』」に関するプレゼンテーションを行いました。パラチノースは、消化吸収がゆっくりと行われるため、水分吸収を良好に保つ特性があり、運動時の水分補給だけでなく、高齢者や運転中の人々にも最適とされています。そのため、運動前や運動中、または寝ているときなど、特定のタイミングでの水分補給に適しています。
会場内の展示コーナーには、全国から集まった最新の暑さ対策商品や啓発グッズが並び、DM三井製糖の「ピュアパラ」や、サラヤ株式会社との共同開発で生まれた新商品「ノマナイトウォーター」も展示されました。ノマナイトウォーターは、就寝前に水分を補給するための新しい発想の熱帯夜サポートドリンクで、その効果に多くの来場者が興味を持ち、多くの関心を集めました。
パラチノースとその利用
パラチノースは1985年に日本で初めて食品用途として登場し、現在では低GI(GI値32~44)を持つことから、血糖値の急激な上昇を抑えつつ持続的なエネルギー供給が期待されています。DM三井製糖が40年以上にわたり研究を重ねてきたこの天然糖質は、お砂糖よりも甘さが約半分で、エネルギー源としての取り扱いが容易です。運動する方々やトレーニーに愛用されており、マラソンやロードバイク等の持久系スポーツ選手にも好評です。様々な飲み物や食材に混ぜて摂取できることも特徴で、熱中症予防への期待も高まっています。
ノマナイトウォーターの詳細
ノマナイトウォーターは、夜間の発汗等で失う水分の補給を目指した商品で、上質なミネラルバランスを提供します。天然由来の甘味料を使用し、飲みやすさを追求したレモン風味とアップル風味の2種類があります。環境を考慮した紙容器の「カートカン」を採用している点も好評です。
このシンポジウムを通じて、DM三井製糖は今後も熱中症予防の啓発に取り組み、広く情報提供を行う姿勢を確立していくことを表明しました。市民や企業が一体となって、暑い夏を乗り越えるための取り組みがますます重要になる中、国や自治体とともに、熱中症対策が一層進化していくことが期待されます。