InnovMetricがPolyWorksデジタルスレッドを拡張
InnovMetricは、製造業のデジタル化を強力にサポートするポリシーとして、PolyWorks®デジタルスレッドの業務提携プログラムを新たに立ち上げました。このプログラムは、エンジニアリング、製造、品質管理の各分野でソフトウェアソリューションを提供する企業との協業を通じて、製造プロセスのデジタル化を一層推進することを目的としています。
デジタルデータの相互運用性
製造業界では、さまざまなベンダーのソリューションを組み合わせることで、最適な製品を生み出しています。それゆえ、異なるソフトウェアアプリケーション間でのスムーズなデータ連携が求められています。現在、品質管理部門で使用される寸法管理プロセスは、ファイルベースのデータ交換が主流です。しかし、この手法では同じ情報が異なる場所に保存され、データフローに深刻な問題を引き起こすことがあります。そこで、PolyWorksデジタルスレッドは、パートナー企業が自社のソフトウェアをPolyWorksのユニバーサル計測ソフトウェアプラットフォームとデジタル化されたネットワークでつなぎ、トータルでのデータ管理を実現します。
デジタルツインや तीन次元測定データの活用が可能になることで、製造企業は全体の品質管理をシームレスに行えるようになります。InnovMetricの代表取締役であるMarc Soucy氏は、「当社のPolyWorksコネクタは包括的なプロセスをサポートし、今後さらに多くのコネクタを追加していく予定です」と述べています。
新たなパートナーシップ
InnovMetricは、3社の企業とのパートナーシップを結びました。まずは、High QAです。High QAは、製造業における品質管理ソフトウェアを提供しており、同社のHQA ConnectソフトウェアがPolyWorksデジタルスレッドコネクタに組み込まれています。このシステムでは、光学式文字認識(OCR)を使用して2D図面を自動でバルーン表示し、計測担当者が呼び出した寸法要件をPolyWorks|Inspector™に自動で同期できます。
次に、AutoForm。AutoFormは金型プレス成形業界に特化したソフトウェアを提供しており、PolyWorksとの統合を通じて、シミュレーションモデルを活用して仮想寸法検査を行う環境を提供します。これにより、自動車製造における精度の向上が期待されます。
最後に、Duwe-3dは、特にドイツ、オーストリア、スイスにおけるPolyWorks®の専属代理店であり、オリジナルのニーズに応じたカスタム拡張機能を提供しています。仮想クランププラグインなどの新機能を導入することで、自工業品の検査プロセスを効率化します。
今後の展望
InnovMetricは、今後もさらなる企業との協議を続け、PolyWorksデジタルスレッドパートナープログラムを拡大させていく考えです。この取り組みにより、製造業者は寸法検査データを一元管理し、デジタル化の流れをより強化することができるでしょう。
InnovMetricは2000年に3D計測プロセスを導入して以来、24000社以上の顧客を持つ国際的なソフトウェア開発企業として成長してきました。今後も、製造業のデジタルトランスフォーメーションを推進し、業界をリードし続けるお手伝いをしていきます。