2025年 多文化社会における演劇ワークショップ
東京芸術劇場では、2025年9月16日から9月22日の期間に、多文化社会における演劇創作の場を探求するワークショップを開催します。このプログラムは、昨年の好評を受けて再度企画されたもので、特に異なる文化的背景を持つ参加者が気軽に参加できる内容となっています。
このワークショップは、レバノン出身の演劇教育家でダイバーシティトレーナーであるバッサム・ガジ氏が指導します。ガジ氏は、2021年から2024年までデュッセルドルフ市立劇場で参加型市民劇団を主宰し、移民問題を扱った演出やトレーニングを手掛けるなど、多彩な経歴を持っています。彼の教育的背景と実践的アプローチを通して、参加者は多様な背景を尊重した演劇の制作体験を得られます。
ワークショップの概要
ワークショップは全6回のプログラムで構成されており、イントロダクションやワークショップの開発、実際のトライアル、まとめまで、一貫した流れでさまざまな技法を学びます。参加者は、ガジ氏が行う演劇活動の手法を直接体験しながら、どのように多様性を反映した演劇を創り出すのかを考えます。また、後半に在住外国人を迎えることで、リアルな実践を通して多文化理解を深めます。
スケジュールは以下のようになります:
1. 9月10日(水):オリエンテーション (19:00~20:30)
2. 9月16日(火):イントロダクション (10:00~18:00)
3. 9月17日(水):WS開発(1)(10:00~18:00)
4. 9月18日(木):WS開発(2)(10:00~18:00)
5. 9月20日(土):トライアルWSリハーサル (10:00~18:00)
6. 9月21日(日):トライアルWS実践 (10:00~18:00)
7. 9月22日(月):まとめ (10:00~18:00)
なお、各回のプログラムにはランチ休憩が含まれていますが、9月19日は休みとなっています。また、全日程への参加が必須であり、この点においての参加者が優先されます。
対象者と応募方法
18歳以上の方が対象で、演劇制作への興味や意欲を持つ方は奮って参加を希望されています。演劇の実践者やワークショップのファシリテーター、企画者など、幅広い方々の申し込みをお待ちします。
応募は東京芸術劇場のWebサイトから行えます。締切は2025年8月4日(月)15:00までです。定員は12名程度となっており、興味のある方はお早めに応募されることをお勧めします。
参加申し込み及びお問い合わせ
東京芸術劇場の公式サイトにアクセスし、詳細情報をご確認の上でのお申し込みをお願いいたします。対面での教育の機会として、ダイバーシティに関する深い理解と実践的なスキルを手に入れるこのワークショップは、多文化社会への新たな一歩を踏み出す貴重な機会となるでしょう。