AI自動運転プラットフォーム
2026-08-20 13:49:04

ティアフォーとルネサスがAI自動運転プラットフォームを共同構築

ティアフォーとルネサス、未来の自動運転に向けた協業を発表



「自動運転の民主化」を使命とする株式会社ティアフォーは、ルネサスエレクトロニクスと共に、ソフトウェア定義型車両(SDV)向けのオープンでAIネイティブなコンピューティングプラットフォームの構築に取り組むことを発表しました。この協業は、自動運転技術の進化において重要な一歩となるでしょう。

背景:自動車業界の変革


自動車業界は今、ハードウェアだけではなく、ソフトウェアやAI、そして高性能なコンピューティングが求められる時代へと移行しています。特に、エンドツーエンドのAIモデルが自動運転の基盤として台頭してきており、これが車載コンピューティングプラットフォームを急速に進化させています。このため、量産可能な自動運転を実現するには、AIソフトウェアとシステムソフトウェア、車載プロセッサーの統合が不可欠です。

ティアフォーは、その中核技術であるオープンソースソフトウェア「Autoware」の開発を先導しており、今回の協業を通じてより進化したエコシステムの構築を目指しています。

協業の概要


1.オープンなリファレンスプラットフォームの構築


ティアフォーは、ルネサスの「R-Car Gen 5」を基礎にして、AIネイティブな自動運転技術に向けてのリファレンスコンピューティングプラットフォームを整備しています。このプラットフォームは、SDVの開発・実装を加速することが期待されており、自動車メーカーやTier 1サプライヤーへの展開が目指されています。

2.「R-Car Gen 5」での最適化


ティアフォーは「Autoware」と「R-Car Gen 5」を統合し、AIモデルの最適化を図ります。その上で、ティアフォーが開発するE2E自動運転AIモデルを実装し、高度な運転支援システムから将来のレベル4の自動運転システムを支える拡張性のあるソリューションを提供することを目指しています。

3.次世代AIコンピューティング技術の探究


ティアフォーは、現在の車載SoCの進化に合わせて、次世代センシング技術に最適化されたAIアクセラレータの開発にも取り組んでいます。これにより、トランスフォーマーベースの自動運転AIやLiDAR、4Dレーダーなどの技術をフルに活用できる環境を整えることが狙いです。

イベントでのデモンストレーション


ティアフォーは、2026年9月に幕張メッセで開催されるAutomotive World 2026において、ルネサスの「R-Car X5H」を活用した「Autoware」とリファレンスAIモデルのデモ展示を行う予定です。このデモでは、オープンな自動運転ソフトウェアとAIネイティブな運転モデルを、一つのプラットフォームで統合した技術を紹介する予定です。

代表者のコメント


ティアフォーの加藤真平代表取締役は、自動運転に必要な要素は強力なAIモデルだけではなく、効率的かつ安全に展開できるコンピューティングプラットフォームの重要性を強調しました。加えて、ルネサスとの協業によって、多様なレベルの自動運転ソリューションを提供することに意欲を示しています。

一方、ルネサスのAish Dubey VPは、「R-Car Gen 5」が新世代の車載コンピューティングのビジョンを体現していると述べ、ティアフォーとの協業を通じてその実現を進めていくことに期待を寄せています。

会社概要


株式会社ティアフォーは、東京都品川区に本社を置き、2015年に設立されました。自動運転技術におけるオープンソースプラットフォーム「Autoware」の開発を主とし、様々な自動運転サービスを展開しています。自動運転技術の進化を通じて、より安全な社会の実現に貢献することを目指しています。


画像1

関連リンク

サードペディア百科事典: 自動運転 ティアフォー ルネサス

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。