小宮万依個展「Deep into the Skin」のご紹介
東京都浅草に位置するGALLERY ROOM・Aで、2026年9月12日から10月11日まで小宮万依の個展「Deep into the Skin」が開催されます。この個展は、アート・コミュニケーションプラットフォーム『ArtSticker』の新たなプロジェクト「KIKOU — Gallery in Transit」の第一弾として位置付けられています。北九州を拠点に活動するGALLERY SOAPとの協力によって実現するこの展覧会では、小宮が精力的に取り組んできた作品が一堂に展示されます。
本展の最大の特徴は、日常の中から集められた多様な素材を駆使して表現されることにあります。小宮万依は、ビーズや塩化ビニール、さらには吸い殻さりといった普段目にする物からインスピレーションを得て、立体や平面のアートを生み出してきました。近年では、「反射する支持体」を用いた「Sleep in the Mirror」シリーズに着目し、素材の特性を最大限に活かしながら、絵画表現の新たな可能性へと挑んでいます。
今展では、樹脂と油絵の具を活用した新作「Deep into the Skin」シリーズが披露されます。これにより、血管や脂肪、筋組織を思わせる、皮膚の深層を探求したイメージが展開されます。幾層にも重なる樹脂が平面と物体のあわいを行き来し、観衆を引き込むような作品が特徴です。この作品群は、他者を理解したいという願望と、その深層に完全には触れることができないという葛藤を映し出しています。人々の関係性の中には隔たりがあり、一つになりたいと願っても、完全には混ざり合えないという現実があるのです。
さらに、展覧会のディスプレイでは、樹脂と油絵の具がダイナミックに結びつき、感情を声高に主張するような物体として具現化されます。このようなアプローチによって、現代の若者が抱えるコミュニケーションの難しさや、自身や他者との関係性に潜む葛藤をつぶさに描き出しています。
アーティストプロフィール:小宮万依
小宮万依は1997年に山口県で生まれ、九州産業大学造形短期大学部を卒業後、独自の作風を確立しています。彼女の経歴には、国内外での多くの個展やグループ展があり、最近は福岡での「Sleep in the Mirror」シリーズを中心に活動を展開しています。彼女の作品は、素材の持つ質感を重視しながら、観る者との対話を生むような深い内容を探求しています。
GALLERY SOAPとArtSticker
GALLERY SOAPは、福岡県北九州市にて、国内外の先鋭的なアーティストの作品を発信するオルタナティブスペースとして知られています。彼らの活動は、アートの新しい表現を模索するもので、今回の小宮作品の展示においてもその重要性が強調されています。
ArtStickerは、アート鑑賞の機会を提供し、アーティストと観客を結ぶプラットフォームとして機能しています。彼らの目的は、地域を越えた新たな出会いや交流を創出することであり、今後も様々な展覧会を展開していく予定です。
展覧会情報
- - 会期: 2026年9月12日(土)〜10月11日(日)
- - 会場: GALLERY ROOM・A
- - 住所: 東京都墨田区本所2-16-5 KAIKA 東京 by THE SHARE HOTELS 1F STORAGE 1
- - 入場: 無料
- - アクセス: 都営浅草線「浅草駅」から徒歩8分
現代アートに興味がある方、日常に潜む深淵なテーマを体感したい方は、ぜひお立ち寄りください。