いきものの魅力を発見しよう!「東京いきもの調査団 2025秋編」
2025年の秋、東京で市民参加型の生物調査イベント「東京いきもの調査団 2025秋編」が始まりました。今回のイベントは、いきものコレクションアプリ「Biome(バイオーム)」を利用して、一般市民が各自の手で東京の生態系に触れ、調査に参加できる機会です。
誰でも参加できる手軽さ
「東京いきもの調査団」は、2023年から続くプロジェクトで、東京の生物多様性を守るために始まりました。参加者はスマートフォンを持っているだけで手軽に参加でき、わずか数回の投稿で済むため、忙しい人でも楽しめる内容になっています。昨年は12万件を超える生物データが集まり、2024年にはさらに増加しました。
いきもの調査はゲーム感覚で
本イベントでは、初級から中上級者向けまで、多様な難易度の「クエスト」が用意されています。これらのクエストには、特定の地域で生物の投稿をしたり、実際に対象の生物を見つけたりといったミッションが含まれています。ミッションをクリアすることで、調査の楽しさを実感しながら、東京の生物に親しむことができます。
学びながら楽しむ「ガイド」機能
「Biome」アプリ内には、各クエストに関連する生物の生態を学ぶための「ガイド」機能があります。このページには生物に関する詳しい情報が掲載されており、いきもの探しをしながら知識を深める良い機会です。自然の中で、実際の生物を観察しながら学ぶことで、その魅力に気づくことができるでしょう。
現地イベントで直接触れ合う
調査期間中には、実際に現地で参加できるイベントが設定されています。特に、多摩丘陵と狭山丘陵の自然を舞台にしたイベントがあり、こちらに参加することによって都市の中の自然を肌で感じ、さまざまないきものに触れることができます。
多摩丘陵編
- - 日時: 11月3日(月・祝日)9:30から14:00頃まで
- - 場所: 多摩ニュータウン松が谷周辺の緑地
狭山丘陵編
- - 日時: 11月24日(月・休日)9:30から12:00頃まで
- - 場所: 狭山丘陵の東京側にある雑木林
参加希望の方は、公式サイトで詳細を確認してください。普段の生活では触れ合うことが少ない自然に、もっと親しんでみてはいかがでしょうか。
「東京いきもの台帳」とは
「東京いきもの調査団」の取り組みは、単なる生物調査に留まりません。集まった情報はデジタル版野生生物目録「東京いきもの台帳」に反映され、どこにどの生物が生息しているのかを明確に示すことが可能です。これによって、市民がその時点での生態系の実情を知る手助けをしています。
アプリ「Biome」の利便性
「Biome」アプリは、日本国内ほぼすべての動植物が収録されており、独自のAIによりユーザーが撮影した写真から生物の名称を特定できます。このアプリを使用することで、誰しもが簡単に生物を収集し、調べることができます。
現在までに120万ダウンロードを突破したこのアプリは、市民による投稿が1,000万件以上に達し、生物データの蓄積が進んでいます。これらの情報は生物多様性の保全活動に有効活用されます。
最後に
「東京いきもの調査団 2025秋編」は、あなたが東京の自然に触れ、いきものの魅力を再発見する絶好のチャンスです。皆さんもぜひ参加して、共に東京の生物多様性を守るお手伝いをしてみませんか?
公式サイトやアプリから、参加方法や詳細を確認して、いきもの探しの旅を楽しんでみてください!