大阪成蹊大学とアスマークの産学連携
株式会社アスマーク(東京本社)は、大阪成蹊大学との新たな連携を発表しました。この取り組みは、教育の質を高めるために、同大学に対して自主調査のローデータ及び集計表を無償で提供するものです。
背景
教育現場におけるデータ分析には、しばしば疑似データが使われることがあります。しかし、実データと乖離している場合、分析結果は実社会の課題を解決することにはつながりにくいという問題がありました。そこで、より実践的なデータの利用が求められているのです。この新しい取り組みはそのニーズに応えるものと言えます。
提供されるデータの内容
アスマークが行った自主アンケート調査に関する以下のデータを提供します:
1.
ローデータ: 回答者ごとの生データが行単位で記録された形式で、年齢や性別などの属性に加え、自由回答のテキストも含まれます。
2.
集計表: 単純集計やクロス集計を用いて、ローデータを整理した表です。単純集計では、特定の問いに対する総数や割合が示されます(例:冷凍食品を「週3回以上使う」人の割合など)。一方、クロス集計では、性別や年代、地域といった属性を元に複数の問いを比較し、傾向を探ります。例えば、30代女性と40代男性の冷凍食品の利用頻度を比べるといった具合です。
これらのデータは、大阪成蹊大学経営学部の海野先生が行うデータ分析の講義に役立てられます。実データを学ぶことで、学生たちがより実践的な分析能力を身につける手助けとなるでしょう。
産学連携の重要性
アスマークはこの取り組みを通じて、次世代を担う人材の育成を支援し、産学連携のさらなる推進を目指しています。実際のデータを使った教育は、学生にとって貴重な経験となり、社会課題に取り組む際に必要なスキルを養うための重要なステップです。
会社概要
アスマークは東京都渋谷区に本社を置き、教育や研究におけるデータの活用を推進しています。また、大阪成蹊大学も大阪市にキャンパスを構えており、教育を通じた地域貢献を重視しています。
まとめ
この新たな取り組みが、学生に実践的なデータ分析のスキルを身につけさせ、社会に貢献できる人材を育成する一助となることを期待しています。教育機関と企業が手を組むことにより、未来の人材育成に向けた新しい道が切り開かれることでしょう。