ユナイテッドとThirdverse、XRゲーム開発に新たな一歩
ユナイテッド株式会社が、XRゲームの開発を専門とする株式会社Thirdverseに出資を行ったことが発表されました。これにより、両社はメタバースにおける新たな発展を目指します。この提携がどのような影響を与えるのか探ってみましょう。
Thirdverseとは?
Thirdverseは、「メタバース上にサードプレイスを創る」というビジョンを持ち、MR(Mixed Reality)やVR(Virtual Reality)ゲームの企画、開発、運営に取り組んでいます。これまでには「ソード・オブ・ガルガンチュア」や「SOUL COVENANT」といったヒット作を手掛けてきました。今、注目を集めているのは、株式会社サンリオとのライセンス契約に基づいた「Hello Kitty Skyland」の開発です。このゲームは、全身を使った直感的な操作が楽しめるソーシャルVRゲームで、競争や交流、さらにはクラフトが可能な新しい体験が提供される予定です。
なぜ今、Thirdverseに出資したのか
XR市場は、Google、SONY、Apple、Metaといった大手企業が進出し、その成長が著しい状況です。特にMeta Questの普及によって、多くのユーザーが新たなXR体験を求めていることが背景にあります。最近では、リリースから短期間で多くのユーザーを獲得するタイトルも増えており、特に北米市場では10代のユーザーが増加しています。このことにより、ゲーム市場は30代や40代向けから、よりカジュアルで社会的な要素を持つ無料プレイモデルへと移行しています。
ユナイテッドは、この変化を捉え、Thirdverseの強力な開発力と人気IPである「ハローキティ」を活かすことで、市場での成功を確信しています。両社が協力することで、短期間でのユーザー獲得と収益化が期待されています。
ユナイテッド株式会社の投資戦略
ユナイテッドは、「意志の力を最大化し、社会の善進を加速する」という理念の下、投資事業や教育事業、人材マッチング事業などを展開しています。特に投資事業においては、インターネットビジネスの黎明期から現在にかけて、多くのスタートアップに投資を行い、その成長を支援してきました。主に国内のシード期からアーリーステージにある企業に焦点を当て、自らの資金で柔軟かつ迅速な判断が可能とのことです。
出資後は、事業運営や戦略に関するノウハウ提供を行い、企業が成長するための支援を一貫して実施しています。特に、事業戦略の立案から実行までをサポートする専門チームもあり、投資先企業へとしっかりと寄り添います。
未来への期待
今回の出資を受けて、Thirdverseはさらなる事業拡大に向けた準備を進めています。これにより、ユナイテッドは日本からグローバルへの展開を目指す新たな波を推進し、XRゲームの市場に革新をもたらすことを目指しています。
この投資が両社にとって大きな成功となることを期待し、ゲームファンやメタバースの愛好者からの注目も高まることでしょう。今後の展開が益々楽しみです。