南海トラフ地震対策セミナーのご案内
2025年5月20日、特別セミナー「南海トラフ地震対策と防災庁設置に向けた取り組み」が開催されます。このセミナーは、日本計画研究所(JPI)が主催し、内閣官房「防災庁設置準備アドバイザー会議」の主査である福和伸夫氏を招聘します。福和氏は名古屋大学の名誉教授であり、あいち・なごや強靭化共創センターのセンター長としても知られています。
セミナーの趣旨
近年の南海トラフ巨大地震に関する新しい被害想定が報告されています。これらの想定は、過去の地震と同様に厳しい影響を我々にもたらす可能性が高く、日本の経済や社会にとって重大な危機と考えられています。少子高齢化が進行する中で、このような大規模な被害をビジュアル化することで、国民全体の防災意識を高め、官民協力の重要性が改めて叫ばれています。
講義の内容
1. 災禍と歴史
過去の南海トラフ地震の実態に目を向けることで、私たちはどのように歴史から学ぶことができるのでしょうか。地震の前後における社会の動きや、それに伴う様々な変化について、福和氏が詳しく解説します。特に、関東大震災や阪神淡路大震災、大東亜戦争との関連についても触れられ、日本の歴史における地震の意味を考察します。
2. 南海トラフ巨大地震の被害
次に、この地震がもたらすであろうハード面や経済面での被害についても言及されます。具体的には、事例を挙げながら、被害の様相やその影響を明らかにしていきます。
3. 現代社会の点検
製造業や医療、港湾といった現代社会の基盤になる分野について、地震に対する備えがどのように求められるか、福和氏の専門知識に基づいた視点から検討します。
4. 防災庁の設置
防災庁の設置が急務である背景やその意義についても取り上げられます。今後の日本がどのように危機管理体制を強化していくべきか、具体的な提言が行われる予定です。
名刺交換・交流会
セミナー終了後には、参加者間で名刺交換や意見交換が可能な交流会も設けられています。これは、一流の講師や他の参加者とのネットワーキングの貴重な機会となるでしょう。
受講方法と料金
参加者は、会場での受講だけでなく、ライブ配信やアーカイブ配信を通じての受講も可能です。料金体制については、個人参加が37,310円(税込)であり、複数名での申し込み場合は割引が適用されます。特に地方公共団体に所属の方には特別料金が設けられています。
申込方法
詳細情報や申し込みについては、以下のリンクをご確認ください。
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このセミナーは、南海トラフ地震への備えを社会全体で考える大変貴重な機会です。是非多くの方々の参加をお待ちしております。