東北電力が人財育成で進める新規事業創造の挑戦
電力供給を長年支えてきた東北電力株式会社が、新たに「新規事業の創造」に一歩踏み出しました。この変革を推進する中で、同社は外部パートナーである株式会社プレイドの社内起業組織「STUDIO ZERO」を迎え入れ、その成果としての人財育成の重要性を見出しています。
1. 「割り込み」の提案—— 予定調和を崩す出会い
東北電力の事業創出部門において、新規事業の探索を担当する佐藤勝氏は、これまでの堅実な企業文化との対話を重視しました。その中で、「割り込み」という形でSTUDIO ZEROの支援を得ることになったのです。この出会いがどのように新しい力を生み出したのでしょうか。
彼は「STUDIO ZEROを選んだ理由は、形式的な研修ではなく、個に向き合った取り組みを行っていたからです」と語り、特に1on1の重要性に触れています。また、幕田明枝氏も「実際に部署を異動することで得た経験が、運営側としての役立ちました」と新たな視点を加えます。
2. 座学から実践へ。「顧客体験(CX)」を問い直すワークショップ
人財育成の一環として行われるワークショップでは、「顧客体験(CX)」の重要性について再考する機会が設けられました。単なる座学ではなく、参加者が積極的に意見を出し合うことで、実践的なスキルを磨いていくスタイルが採用されています。この取り組みは、堅実な文化からの脱却を促し、社員自らが新しいアイデアを生成する土壌を作り出しています。
3. 本音を引き出す1on1。心理的安全性が促した「アンラーニング」
1on1セッションでは、心理的に安全な環境が整えられ、本音を引き出すことに力が注がれました。「アンラーニング」という概念は、既存の考え方や行動を再評価し、新たな学びを得ることを指します。この過程で、社員たちは自身の限界を乗り越え、新たな視点を得ることに成功しました。
4. 「個」の変化が組織を変える。既存事業と新規事業をつなぐ「中核人財」へ
最終的に、こうした個々の変化が組織全体の変革へとつながります。新規事業開発に必要な「中核人財」が形成され、既存事業と新規事業をリンクさせる役割が期待されるのです。これは、社内の各部署における協力やコラボレーションを促し、全社的なイノベーションを生み出す基盤となります。
このように、東北電力の取り組みは社内の人財育成を通じて新しいビジネスの創出を目指しています。今後の展開に注目したいところです。