世界初のマグネットホックを生んだ足立区の誇り
東京都足立区に本社を構える青木金属工業株式会社は、1972年に「マグネットホック(磁石式留具)」を世界で初めて開発しました。その後50年以上にわたり、多くの人々の日常生活に寄り添った製品を提供してきました。創業90年以上、同社は今やその技術と品質を支持され、国際的にも定評を得ています。
マグネットホックの特徴とは?
マグネットホックは、普通のボタンやホックとは異なり、力を加えずとも片手で簡単に開閉できるのが最大の魅力です。この便利さから、バッグや洋服のボタン、さらにポケットの留め具としても広く利用されています。青木金属工業が誇るこの革新的な製品は、すでに世界標準の品質を確立しています。
技術力の秘密
青木金属工業の強みは、全ての製品が自社の本社工場で組立・検品されるなど、徹底した品質管理体制にあります。この企業の製品には、品質へのこだわりを示す「AOマーク」が刻印されており、消費者に信頼を与えています。
独特なデザインと応用事例
青木金属工業のマグネットホックは、デザイン性を損なわずに機能性を向上させることで、多くの高級アパレルやバッグメーカーに支持されています。例えば、高級アパレルでは、ボタンを隠して美しいデザインを保ちながら、着脱のしやすさを実現するため、内側に縫い付けるフラットタイプのマグネットホックが採用されています。
また、幅広いニーズに対応する製品開発も行っており、子供からお年寄りまで使えるユニバーサルデザインに対応した傘の留め具なども手掛けています。これは従来の留め具に比べ、圧倒的に使いやすさを提供するものです。
高級車とのコラボレーション
さらに、国産高級車においては、シートベルトホルダーにマグネットホックを採用しています。高級感あふれる仕上がりと確実な固定性は、自動車の内装にふさわしいものです。これらはすべて青木金属工業が持つ卓越した技術力から生まれたものです。
新たな製品と展望
青木金属工業は、現在14種類のマグネットホックシリーズを展開しており、素材やサイズ、カラー、取り付け方法の組み合わせは1,000通り以上。CADや3Dプリンターを活用したオーダーメイド開発にも対応しており、顧客の求めるニーズに応える柔軟なアプローチで商品開発を行っています。
製品例では、オス側・メス側両方に磁石を内蔵した新しいタイプのDMAシリーズや、極薄型のMTシリーズ、さらにはユニークなデザインのHEARTシリーズなど、多様な製品展開が話題です。
イベント参加の告知
青木金属工業は、2025年3月29日(土)および30日(日)に東京・舎人公園で開催される「舎人公園 千本桜まつり」に参加し、自社のパンフレットを配布するとともに、地域の皆さまに直接その魅力を伝える機会を設けます。また、Instagramでは試作品の情報も発信しているため、ぜひチェックしてみてください。
青木金属工業株式会社のさらなる進化に注目です!