箱根駅伝常連の城西大学駅伝部監督が語る高強度トレーニングの重要性
現在、マラソン大会のシーズンが到来し、多くのランナーがトレーニングに励んでいます。しかし、長時間走るランナーが見落としがちなポイントがあることをご存知でしょうか。箱根駅伝に常連の城西大学の駅伝部監督、櫛部静二氏が、この問題にスポットを当て、その解決策として高強度トレーニングの重要性を語ります。
長時間走ることのリスク
一般の市民ランナーは、マラソン大会を前に「もっと距離を踏まなければ」と無意識に考えがちです。これがもたらす最大の問題は、低〜中強度の長時間走に偏ってしまうことです。このような練習が必ずしも悪いわけではありませんが、レース後半のペースダウンや変化への対応力を育む、高強度の刺激が不足することも少なくありません。
櫛部監督は「効果的な有酸素運動も重要ですが、パフォーマンスを向上させるためには高強度トレーニングが欠かせません」と指摘します。特に、低酸素環境でのトレーニングがその効果を引き出す要素になります。
高強度トレーニングのメリット
高強度トレーニングは、瞬発力や持久力の向上に効果的です。城西大学では、蓄積された理論を基に、数多くのランナーがこのトレーニング法を実践しています。具体的には、クレアチンリン酸系や解糖系のメカニズムを活かしたインターバルトレーニングが行われています。これにより、より効率的に能力を伸ばすことが可能です。
例えば、短時間に高強度の運動を繰り返すことで、筋肉の速筋を活性化させることができます。これがマラソンのレース展開において、苦しい後半にも対応できる力を養うのです。
「ハイアルチ」での新しい体験
そんな中、ハイアルチという高地トレーニング専門スタジオが注目されています。ここでは、最新技術を駆使し、トレーニング中に汗から乳酸を測定することができます。この方法で、ランナーは自分のコンディションを数値として把握しつつ、屋外での過酷さを緩和しながらパフォーマンス向上が目指せるのです。
イベントも行われており、櫛部監督が監修した「高強度インターバルトレーニング」を体験できます。特に、血液採取を行わずに測定ができる点が、忙しい市民ランナーには嬉しいポイントです。トレーニング内容は、自分の乳酸性作業閾値(LT)を基にしたプログラムで構成されています。
トレーニングと評価の重要性
このトレーニングでは、数値と実感を融合させることで、より自分に合ったペース設定が可能になります。従来、感覚で行っていたペース設定を数値と一致させることで、練習とレースの精度が向上します。
参加者からは「これまでの走り込みばかりではなく、トレーニングの質を高めることができた」との声もあがっています。長時間の走行だけでなく、こうした高強度トレーニングを取り入れることで、フィジカルだけでなくメンタル面でも大きな成長が期待できるでしょう。
終わりに
今後の展望として、城西大学とハイアルチとの協力が進む中で、ますます多くの市民ランナーが効率的なトレーニング方法を学び、実践することができる環境が整いつつあります。
高強度トレーニングを取り入れた新しいマラソン準備で、ぜひ自己ベストを更新してみてはいかがでしょうか。